誤射というのは、味方が味方を誤って撃ってしまう事。
同士撃ちとも呼ばれますが・・・
サバイバルゲームの誤射が及ぼす悪影響について語られるのは
- 誤射をしたら、味方の人数が減って不利になる
- 誤射をしたら、自分の位置がバレて不利になる
まったく持ってその通りなのですが
実は、サバゲーにおける誤射の影響はそれだけに留まりません。
最悪の場合、誤射をしたそのゲームだけでなく
1日中にわたり、味方の行動を大きく制限してしまう事があるのです。
こうなると、
チームプレーやチーム隊形に気を配っても意味が薄れてしまいます。
後日、誤射を防止する敵味方の見極め方を解説しますが
その前に、今回は誤射が及ぼす想像以上の悪影響をお伝えします。
誤射はサバゲー上達効果ゼロ
数年前の話になります。
サバゲーブームが始まったころ
とあるフィールドを訪れた時
「味方とは言え、動く人間には代わりないから
誤射しても上達の効果はある」
などと言っていた輩が居ました。
私の10数年におよぶサバゲー生活の中でも
そんなバカげたアドバイスを聞いたのは初めてでしたが・・・
現にそのフィールドでは誤射が多発し
私も1日6ゲーム中、4回も誤射されて
とてもサバゲーどころでは無かったのをよく覚えています^^;
聡明なあなたが、間に受ける事はないと思いますが
- 露出を最小限に押さえ、障害物に身を隠す敵
- 味方に背中を向け、防御姿勢を取っていない味方
射撃が命中しづらいのは、言うまでもなく前者ですから
味方を誤射する事と、敵を狙って射撃することはまったくの別問題。
背後の味方に対して、防御姿勢を取っていない味方ゲーマーを誤射しても
敵ゲーマーを倒せるようにならないのは当たり前の話です。
そもそも、ゲーム上の有利・不利とか上達とか言う以前に
誤射とは言え、味方がサバゲーを楽しむ機会を奪っているのですから
決して褒められた行為では無いことを肝に銘じておくべきです。
誤射のさらなる悪影響
味方同士で誤射してしまうと・・・
- 味方の人数が減り、不利になる
- 銃声により、誤射をした自分の位置がバレて不利になる
という悪影響は、よく知られる所ですが
実はこれだけに留まりません。
- 敵の警戒を招き、攻撃が難しくなる
- 味方の布陣が推測される
- ほかの味方の連携や行動が1日中に渡り、阻害される
- 誤射が誤射を呼ぶ
といった悪影響も加わります。
まず誤射したことにより
エアガンの銃声がしたり、誤射された味方が
ヒットコールと共に退場しようと出てくるので
敵は「ほかにも敵が居そうだな」と警戒してしまい
攻撃が難しくなります。
誤射さえなければ、敵は「まだ相手はココまで進んでいないかも」と
意気揚々と前進してきていたかも知れませんが・・・
自分が進もうとする方向で誤射が発生すれば
誰かが居るのは確定するので、当然、慎重に進みますよね。
こうなると、せっかくの待ち伏せも
その効果が大幅に減少してしまう訳です。
さらに、
- 誤射された味方が隠れていた位置
- 誤射した銃声の位置
で味方の布陣が、敵ゲーマーに予測されます。
下手をすると、
誤射したゲーマーと誤射されたゲーマー以外の
ほかの味方ゲーマーの位置すら特定される事もあります。
誤射が1日中、味方を束縛することも・・・
タチが悪いのが
誤射の悪影響がその日、1日中に渡り味方の行動を阻害し得ることです。
どういう事かと言えば、
誤射された味方はもちろんですが
誤射の現場を目撃した他の味方ゲーマー達が
味方からの誤射を恐れる余り・・・
「今日は移動すると、敵と誤解されて撃たれるから、移動は控えよう」
「後ろを向くと、敵と間違えられて撃たれるくらいなら、もう後退はしない」
「背中から撃たれるくらいなら、今日は前線で戦うのはやめよう」
といった具合に
味方ゲーマーの行動が、どんどん消極的になってしまう事があるのです。
チーム全体で、1日のうち2、3回程度の誤射であれば
そこまで深刻な事態にはならないのですが・・・
1日に何度も、ヒドイ時は1ゲーム中に、何度も誤射が多発する状況になると
上記のように消極的なプレイを余儀なくされるゲーマーが出てきてしまうのです。
サバゲーの定例会は多くの場合
ひとたびチーム分けがなされたら
その後、1日中同じメンバーで戦うことになります。
となると、同じチームの中で誤射を連発する人が居れば
「こりゃ、この後のゲームも誤射が多発するんだろうな・・・」
と思うのも無理がありません。
私は最前線でアタッカーとして活動する事が多いので
よく判るのですが
その悪い予想は的中する事が多いのです。
このようにして
誤射が、その後のゲームにおいて
1日中にわたり、味方ゲーマーの行動を阻害することになるので
誤射の悪影響は、想像以上に深刻なのです。
誤射が誤射を呼ぶ?
もう1つ厄介なのが
誤射がさらなる誤射を招くという事です。
誤射した味方を、別の味方が敵と勘違いし
さらに誤射してしまう・・・。
つまりこの瞬間に
敵は何もしていないのに
味方が2人も減ってしまった訳です^^;
こうしたケースは
マーカーが隠れてしまいがちな
ブッシュの濃いフィールドで特に注意が必要です。
特に危険なのが
敵陣フラッグ付近での誤射です。
攻めている味方が、他の味方を誤射してしまうと
その誤射を目撃した味方からは、
敵陣フラッグを守る敵のディフェンダーから攻撃を受けたように見えるのです。
それでも誤射したゲーマーが一言
「すいません、誤射です。ごめんなさい」
といったお詫びコールがあれば良かったのですが
そういったコールすらないと・・・
そして、
周囲の味方が誤射したゲーマーのマーカーを
視認できない状態だった場合は・・・
誤射がさらなる誤射を呼び
収集が付かなくなります。
誤射をしない事はもちろんですが
誤射をした時にはさらなる誤射を防止する意味でも
「お詫びコール」を忘れないようにしたいものです。
誤射されない安心感
ここまで誤射がもたらす悪影響を見てきましたが
誤射されるリスクが低いと、安心できる場合は
味方ゲーマーの動きは活発になり、自軍の勝敗にもプラスになります。
チーム隊形や連携プレーに気を配るのはもちろんですが
あなたが誤射しないというだけでも
味方に安心感を与え、チーム全体に貢献できている事になります。
そういった意味でも誤射をしない様に
今後も一層努力を続けて行きたいものですね。
次回は「誤射しない為の敵・味方識別方法」についてです。