「マーカーを見て、確認してから撃てよ・・・」
「味方だと思うぜ・・・?」
同じチームの先輩ゲーマーから
お怒りとも呆れにも似た捨て台詞を言い放たれる。
河崎のサバゲー初心者時代の苦々しい思い出の1ページです^^;
サバゲーでは敵も味方も
腕にマーカーを巻いています。
赤や黄色、青や緑などなど・・・
自分のマーカーと異なる色は敵ゲーマー
自分と同じ色なら味方ゲーマー
と見分けるだけだから簡単!!
そう、河崎も思っていました。
先輩ゲーマーからの叱責を恐れて
マーカーを見るまでは絶対に撃たないようにすると、
確かに味方を誤射する確率は激減しました。
その代わりに、相手が敵ゲーマーだった場合
ほぼ撃ち負けるようになりました。
かといって、ベテランゲーマーが言うように
・相手の顔の向きで判断する
という方法では、
味方への誤射を減らす事が出来ませんでした。
実は、敵・味方を判別するのは
サバイバルゲームでは意外に難しいのです。
結論からいうと
- マーカーを見てから撃つ
- 相手の頭の向きで判断する
両方とも正しい方法なのですが
状況に応じて使い分けないと・・・
- 味方を誤射してしまう
- 敵か味方か?躊躇してしまい、撃ち負ける
どちらにせよ、
モヤモヤした気分を味わう羽目になります^^;
意外に難しい
サバゲーでの敵・味方の識別方法と
その使い分けのポイントについて解説します。
味方の誤射を極限まで減らしつつも
敵には間髪入れずに迅速に射撃できるようになります。
<目 次>
マーカーは見えない事が多い
「敵か味方か?マーカーの色で判断する」
ゲーマーなら誰でも知っている大原則ですが
サバイバルゲームに参加してみると
矛盾に気付かされます。
そう。マーカーが視認できる事が少ないんです。
サバイバルゲームは敵から身を隠すように行動します。
障害物間を移動する短時間はともかく・・・
索敵や敵ゲーマーへの射撃においてすら
身体の大半は障害物に隠れるようにして行動していますから
腕に巻いたマーカーが見えない事も少なくないのです。
上画像では、相手ゲーマーがあなたに向けて射撃姿勢を取っていますが
腕のマーカーが殆ど見えない状況です。
この写真では両腕に巻いているので、銃を構える右腕のマーカーなら
見えそうなものですが・・・まるで見えません。
片腕だけにしかマーカーを巻かないフィールドにおいて
利き腕とは逆の腕にマーカーを巻いたゲーマーだったら
障害物に完全に隠れてしまい、視認はほぼ不可能になります。
上画像は「サバゲーでは、マーカーが見え辛い」という事を実感していただくための
いわば実験的な画像ですから、相手ゲーマーがこれほど堂々と姿を見せることは少ないです。
もし私が本当のサバゲーであなたを撃つときは、身体の露出は最大でも↑くらいになるので
マーカーを視認するどころの話ではないと思います^^;
なんにせよ、相手がエアガンを向けて
あなたをまさに攻撃しようとしている瞬間に・・・
「相手のマーカーは何色なんだろう?」
と、迷いが生じると行動が遅れ
間違いなく「撃ち負ける」事になります。
相手ゲーマーの頭の向きで判断する
一方、ベテランゲーマー達は
マーカーが見えないはずの相手に対して
躊躇なく射撃を加えています。
そして誤射である事が、滅多に無い。
実は、ベテランゲーマーはマーカーの色だけでなく
相手ゲーマーの頭の向きで敵・味方を判別しているのです。
- エアガンでコチラを狙っている
- 相手がコチラを向いている
こういう場合は敵と判断して攻撃。
- 相手が背中を向けている
- 自分と同様に前方向を見ている
上記の場合は、味方なので攻撃しない
という具合にです。
この方法なら、相手のマーカーが見えない状況でも、
相手がどちらを向いているかは判るので、
素早く判断ができるのも頷けます。
自分と向き合う味方も居る
ただし、相手の頭の向きで判断する方法には
- 後退してくる味方と前進してくる敵を見分けられない
という欠点があります。
たとえば、ゲームを開始してから
敵と味方が銃撃戦を繰り広げた結果、
劣勢となり、生き残った味方が後退する場合、
味方陣地の方向を向いて歩いてくるはずです。
この時に、マーカーを確認せず
「コッチに向かって来るから敵だ」
と安易に判断してしまうと
誤射する事になります。
たとえば、あなたが敵フラッグ方向(画像奥)を警戒している最中に・・・
ウッドランドのブーニーハットを被ったゲーマーが近づいてきたとしても・・・
- 後退してくる味方ゲーマー
- 前線を突破した敵ゲーマー
その両方の可能性があるからです。
つまり、味方が後退を余儀なくされる状況では
相手の頭の向きだけでは判断が出来ない事になります。
サバゲーの敵・味方の識別方法を使い分ける
ここまで見てきた通り
サバゲーにおいて、敵・味方を判別するには
- マーカーの色
- 相手の頭(進行方向)の向き
上記の2つの方法がありました。
しかし、いずれの方法でも
誤射のリスクが残るだけでなく、
敵か味方か?判断が付かず迷う可能性が残ります。
「誤射のリスクをゼロに出来ないにせよ・・・
もう少し、どうにかならないだろうか?」
結論から言うと
河崎は両方の方法を
状況に応じて使い分けていますが
識別方法の使い分けの最大のポイントが
「自分が前線を把握しているかどうか?」
この1点において
有効となる敵・味方の識別方法が大きく異なってくるのです。
前線を把握していれば、頭の向きで判断してOK
- 相手の頭(進行方向)の向き
- ブッシュ、草木の揺れ
上記の2つの識別方法が使えるのは
最前線の味方がどこまで進んでいるか?を把握できる場合です。
逆に味方がどこまで前進しているか?
自信が持てない場合は、マーカーの色を確認しないと
誤射に繋がりやすいです。
例を挙げてみましょう。
例えば上画像において
青軍の味方ゲーマーが2人、横並びに配置し
その後方にあなたが配置に付こうとしている状況とします。
この状況で、あなたが
ゲーム開始直後から、スタートダッシュをし
味方の先頭を進んでいたのが彼らである事を把握しているなら
彼らより前方に味方がいないのは、ほぼ間違いがありません。
となると
最前線の彼らよりより前方(画像ではピンク囲み)において
- コチラを向いているゲーマー
- 揺れているブッシュや草木
は敵ゲーマーと判断できる訳です。
ですから、ベテランゲーマーが
マーカーどころか姿すら見えないブッシュに潜む
敵ゲーマーを仕留めているのは、ただ運任せではない訳です。
前線を把握できないなら、マーカーチェックは必須
- ゲーム開始直後のスタートダッシュに参加しない
- 別の前線から、他の前線へ移動して来た
といった具合に
味方がどこまで前進しているか?把握できていないなら
マーカーのチェックが必須になります。
先ほどの画像において
青軍のゲーマーが最前線なのか?
味方の背後から支援するスナイパーやガンナーなのか?
ハッキリしない場合においては、彼らの前方で
- コチラを向いているゲーマー
- 揺れているブッシュや草木
といった姿や兆候は
- コチラへ前進してくる敵ゲーマー
- 後退してくる味方ゲーマー
どちらであっても、まったく不思議が無いからです。
前線がどこか?
味方の潜伏位置を把握していない状態においては、
相手のマーカーを確認するまでは射撃するべきではありません。
マーカーの色を確認せずに射撃すると
誤射になる恐れが高いからです。
ただし、あなたが後衛ポジションであったり
スタートダッシュに遅れて、最前線の味方の位置が判らない状態でも
銃撃戦の推移を観察しながら
- 味方がどこまで前進しているか?
- 味方がどこに潜伏しているか?
をしっかり把握できた時点で
相手の頭(進行方向)の向きだけで判断する方法に
切り替えることは可能です。
前線の状況を把握するのに時間は掛かりますが
それが判れば、後衛ポジションでも
敵・味方を瞬間的に識別することは不可能ではありません。
したがって、
サバゲーにおける敵・味方の識別においては
「自分が前線を把握しているかどうか?」
が重要なポイントとなる訳です。
誤射は減らし、敵には迅速な攻撃を
サバイバルゲームにおいて
- マーカーの色
- 相手の頭(進行方向)の向き
の2つの識別方法を使い分ける事。
そして、識別方法の使い分けは
- 「最前線の味方がどこまで進んでいるか」を把握できているか?
という事でした。
私がこの識別方法を取るようになって
誤射は年に1、2回あるかどうか?まで激減しました。
- アタッカーという前線ポジション
- スナイパーという後衛ポジション
両方をやって見て
この識別方法はひとつの完成形かなと感じています。
誤射が味方の及ぼす悪影響は想像以上ですし
誤射をされる事がないと判るだけでも安心して戦えるのは
私もアタッカーとして痛感しています。
もし、あなたが誤射に悩んでいるなら
今回お伝えした識別方法を使ってみて下さい。