「サバゲーってどうやって遊ぶの?」
サバゲーとは全く無縁の仲間との飲み会で、私がかならず受ける質問ネタです。
たしかにサバゲーは、どう考えてもメジャーな趣味ではないと思います。
私がサバゲーに初参入した17年前は、情報の入手先は専門雑誌に限られていたような状況でしたから
世間からの誤解を受ける事も少なくないのが実情です。
しかし、ここ4,5年ほどの「サバゲーブーム(?)」のおかげで、ミリタリーに全く無縁の人達にも知られるようになり
、サバイバルゲームの世界に飛び込んでくる人が増えました。
そのサバゲーブームの最中にあっても、
「サバゲーってどうやって遊ぶの?」
と私に尋ねてくる友人・知人は多かったです。
それもミリタリーに無関心な人ならまだしも
「今年こそは(?)サバゲーを始めたい!!」
という人から疑問を寄せられる事すらありました。
サバゲーブームのおかげでメディアに取り上げられる機会が格段に増えたものの、エアガンで撃ち合うという特殊性(?)からか、不安や疑問が解消できないのかも知れません。
そこで今日は、サバゲーとは何か?どんな遊びなのか?
その魅力も交えながらお伝えしていこうと思います。
<目 次>
そもそもサバゲーって何?
「サバゲー」を一言で表現するなら
「エアガンを使った、安全な撃ち合い」でしょうか?
ちなみに「サバゲー」は正しくはサバイバルゲームの略称です。
殆どの場合は、敵と味方に分かれて、エアガンでの銃撃戦を楽しむことになります。
参加するプレイヤーは一般に「ゲーマー」と呼ばれますが彼らの使用するエアガンは実銃と間違うほどにリアルなだけでなく、BB弾を映画のワンシーンのようにど派手に連射できます。
またゲーマーの多くは迷彩服を着用しているので、一般の人に対しては「ホンモノの軍人さん」か。非常に怪しい人物に映ると思います^^;
そんなゲーマーが数十人、時には100人以上が敵味方に分かれて一斉に動き出す様子は、戦争映画のワンシーンさながらです。
そして、エアガンでの銃撃の応酬を繰り替えし、BB弾に当たったゲーマーは脱落・人数が減っていく中で
- 映画やゲームの主人公になりきるも良し
- 純粋にゲームでの勝利を追及するも良し
- 単純に銃撃戦の雰囲気を楽しんだり、スリルを味わうのも良し
人それぞれに色々な楽しみ方ができるのがサバイバルゲームです。
エアガンで撃ち合うのに安全!?
どんなに楽しい遊びでも、ケガ人が続出すれば、大問題ですよね^^;
先ほど「サバゲー」の事を「エアガンを使った、安全な撃ち合い」と表現した時に
「エアガンといっても、弾が飛ぶんだろ?
それを人に向けて撃ち合う遊びのどこが安全なんだ!?」
あなたは不思議に思ったのではないでしょうか?
たしかに、おもちゃのエアガンとは言え、弾を無秩序に撃ち合う銃撃戦は、本来は危険な行為です。
しかしサバゲーでの銃撃戦は、決められた範囲(土地)に限定されている上に
- 両目を保護するゴーグル(ゲーム中は絶対に外さない)
- 厚手の服装やベスト類
- 足を保護するブーツ
といった安全対策を参加するゲーマー全員がとっているので、銃撃戦を気兼ねなく楽しむ事が出来る環境になっています。大怪我に発展する可能性は非常に低いです。
現に私もサバゲーを17年近く楽しんでいますが、失明や骨折といった大ケガのトラブルに見舞われた事は一度もありません。
でも、当たると痛いでしょ?
一番気になるのが
「エアガンから撃たれて痛くないのか?」
という事だと思います。
正直いえば、痛い想いをしたことも少なくありませんが・・・
雨あられと飛び交うBB弾に当たるたびに
「いってぇぇぇぇぇえっぇぇぇ!!」
と悶絶している訳ではありません。
むしろ、気をつけていないと、相手からのBB弾に当たった事に気付かない場合の方が多いくらいです。
悶絶するほど痛かったり血が滲んだりするのは、10m以内の近距離で撃たれた場合に絞られてきます。
ゲーム会場の広さにもよりますが森の中で行われるサバゲーであれば20m前後での撃ち合いが多いので・・・
悶絶するような痛みに苦しむ事はあなたの想像より少ないはずです。
実際に参加してみると判りますが、殆どのゲーマーは相手のBB弾に当たった直後、平然とその場から退場していきます^^
ただし、痛みに苦しむ事が少ないのは
- 両目を保護するゴーグル(ゲーム中は絶対に外さない)
- 厚手の迷彩服やベスト類
- 足を保護するブーツ
あくまでも安全対策をしっかり施している事が前提になります。
安全対策という大前提をしっかり守っているからこそ、サバゲーを気兼ねなく楽しめる訳です^^
ド迫力の連射と30m越えの狙撃も・・・
「しっかり対策すれば、エアガンでの撃ち合いは安全だ」
「よほどの近距離でなければ、そうそう痛い想いはしないようだ」
という事がわかれば、気になってくるのがエアガンの性能かもしれません。
お察しのとおりサバゲーで使われるエアガンは、かなり高性能です。
小学生が気軽に振り回して遊んでいた(?)エアガンとはパワーも飛距離も段違いです。
サバゲーで使われるエアガンの多くは
- 映画のようなド迫力のフルオート連射
- 30m前後の射程距離
- 実銃と見間違えるほどリアルな外観
と、ミリタリー好きはもちろん、ミリタリーに興味のなかった人すらも虜にしてしまう事も。
ド迫力の連射で敵を制圧したり、時には30m以上の遠距離の敵を一発でスナイパーのように仕留めたり・・・。
それを使って、縦横無尽に暴れる事が出来るのは、まさにサバゲーならではの魅力です。
戦う場所も戦い方も千差万別
サバゲーが実際に行われるゲーム会場のことを「フィールド」と呼びます。
実はサバゲーはフィールド毎に、形状や広さ、配置されている障害物が様々です。
あるフィールドは森林の中で・・・
別のフィールドでは開けた草原かもしれません。
さらには、同一のフィールドでも昼だけでなく、夜にゲームが行われることもあります。
サッカーやバレー、テニスなどの会場のスタンド席や色に違いはあっても、コートの大きさや形状は世界的に統一されている事を思えば、他のスポーツとは一線を画する特長といえそうです。
当然ながら、そのフィールドで繰り広げられる戦いもゲーマーの使う戦法も大きく異なってきます。
フィールドの数だけ戦術の幅が生まれるのもサバゲーならではの魅力。
長年に渡り、サバゲーを楽しみ続ける人が居るのも頷ける話ではないでしょうか。
老若男女、みんな一緒に楽しめる
小さなお子さん以外の老若男女の隔たりなく、皆一緒に協力して戦うことができる
これもサバゲーの大きな特徴だと思います。
具体的な参加年齢については、フィールド毎に異なるので、そのつど確認が必要になりますが
サバゲー男子部門、女子部門とか分けられていたサバゲーは経験がありません。
男女の体力差については肉弾戦が禁止されている以上、エアガンの性能が十分にカバーしてくれるので
あまり気にしなくて良いでしょう。
むしろ体格が小さい女性の方が狭い場所にも隠れる事ができるので有利かもしれません。
サバゲーのルールは超シンプル。ひとまずこの2つを覚えよう
「サバゲーはフィールド毎に色々な形や広さがあって戦術にも大きな幅がある」と聞かされれば
「サバゲーって難しいルールが多いのかな・・・?」
と不安になるのは自然なことかも知れません。
でも、安心して下さい。
あなたがサバゲーをプレイ中は・・・
- BB弾に当たったら「HITコール」して、速やかに退場する
- 絶対にゴーグルを外さない
この2つだけしっかり守れれば、日本全国どこのサバゲーでも参加OKです。
BB弾に当たったら「HITコール」して退場する
サバゲーはフィールド毎に広さや形状が大きく異なるものの、BB弾に当たったら「HIT」と大声で叫んで退場する点だけは、共通しています。
上画像のようにエアガンを両手で頭の上に掲げながら退場するとベストです。
とてもシンプルですね^^
サッカーのオフサイドとかバスケットのトラベリングなど、細かなルールはないので気楽です^^
細かい事を言えば、他にも幾つかルールがありますが・・・
- フィールドから出ない
- 肉弾戦は禁止
- 暴言や威圧・挑発などの言動の禁止
など常識レベルなので大丈夫だと思います^^;
ルールがシンプルなのも
サバゲー初心者さんには助かるのではないでしょうか。
まずは参加してみよう
駆け足でサバゲーについて説明してきましたが
「ルール自体は単純だから、自分にも出来そうだ」
と思って頂けたなら嬉しいです。
というか、実際、参加してしまえば
敷居は意外と低いことに驚かれる人が多いです。
次回はサバゲーフィールドの探し方から、参加までの流れを説明します。