もう16年も前になるのでしょうか。
私が初めてサバゲーデビューを飾ったのは、秋も深まる11月。
Djibouti: U.S. Army Africa Soldiers offer first responder course 090806 / US Army Africa
出典:media.photobucket.com
上画像のような全身黒づくめのSWATで身を固め、手には真新しい電動ガン「SIG551SWAT」
デビューを飾ったといっても1人撃破できた他は、撃たれてばかりでしたが
とても楽しい充実した1日だったのをよく覚えています。
ただ今にして思えば、危うい初陣だったかもしれません。
というのも・・・
・・・
なけなしの資金で調達したエアガンと装備品の数々でしたが、かなり買い直しする羽目になったから。
最近ではサバゲー会場も大幅に増えネットも普及したおかげで、昔に比べれば1人でもサバゲーデビューしやすい環境にはなったと感じます。
しかし、これからサバゲーを始める人にとっては、まだまだイメージし辛い部分が多いようです。
サバゲー会場の探し方から装備品の調達については、いまだによく受ける質問ですし、「そもそもサバゲーってどうやって始めればイイの?」という漠然とした質問も珍しくありません。
本記事では、あなたがサバゲーデビューするまでの手順と流れをお伝えします。
これで何から始めればいいか?がハッキリ判るはずです。
<目 次>
巷のサバゲーデビュー手順はココがオカシイ
エアガン専門誌などでは、サバゲー初参加に至るまでの手順を示した「サバゲーデビューのフローチャート」なるモノが記載されています。
おそらく初心者さんが最も頼りにされているかと思いますが、私はアレを見るたびに思うのです
「コレ、本当にサバゲー経験者が考えて作ったのか?」
世間ではだいたいこんな流れで紹介されています。
①エアガンほか、必要なアイテムの購入
②サバゲー会場を探す
③サバゲー会場までの交通手段の確認
④サバゲーデビュー
上記のフローチャートの流れでも、サバゲーデビューは出来ない事もないと思います。
でも、このフローチャートに従ってあなたが行動すると、必ずこんな疑問が浮ぶはずです。
まず①の段階で
「そもそもエアガンはどんなのを買えばいいの?」
「ゴーグルとかは自分が装着できればどんなモノでもいいの?」
まず、エアガンショップ店頭に所狭しと並ぶエアガンや装備品に圧倒されて悩むと思います。
いや、疑問に思われるだけでもスゴイかもしれません。
下手をすれば、とにかく気に入った製品を買い漁って、当日ゲーム会場に行ってみると・・・
「すいません、ソレはウチのフィールドでは使用禁止なんですよ・・・」
と言われて、まさかのトンボ帰りなんて事もあり得ます。
また、せっかく買い揃えた装備品でもサバゲー会場で使ってみると、まるで逆効果でサバゲー上達に大きなハンデを背負ってしまうだけに終わった。
それが原因で、わずか数回使っただけで買い直しを検討する羽目にもなりかねません。実際、私以外にも数回使っただけでエアガンや装備品を買いなおす初心者さんは少なくありません。
これではせっかくのサバゲーデビューが台無しですよね。
これが本当のサバゲーデビューの鉄板フローチャート
どうして、そんな事になってしまうのか?
私に言わせれば、巷で紹介されているサバゲーデビューの準備手順が絶望的に狂っているから。
フローチャートをご覧の通り、まず最初に取り掛かるべき事はエアガンや装備品ではなく、あなたがサバゲーデビューを飾るであろうサバゲーフィールドについて真剣に調べる事です。
理由はいくつかあるのですが、最大の理由はフィールド毎に設定されている「レギュレーション」にあります。
なぜ、サバゲーフィールドを真っ先に調べるのか?
「レギュレーション」というのは、 フィールド毎に使用できる装備品に課せられる制限のことです。
〇使用可能なエアガン
発射されるBB弾のスピード「初速」は95m/s(0.20gBB弾)まで
〇使用可能なゴーグル
両目だけでなく、口から頬までカバーするフルフェイスタイプゴーグルのみ使用可能
〇使用可能なBB弾
土に還るバイオBB弾のみ。重量は最大0.25gまで使用可能とする。
といった具合にです。
ちなみに「レギュレーション」はわずかでも違反すると、例外なく当日の全ゲームに参加できなくなります。サバゲー参加者全員の安全性を確保するための規則だからです。
当然、「レギュレーション」に違反したエアガンやゴーグルはそのフィールドでは一切使用が認められません。
特に、ゴーグルを忘れたりフィールドのレギュレーションに違反していると
サバゲーの見学すら出来なくなり、致命的です。
「フィールドに到着したけど、せっかく買ったエアガンやゴーグルが使えないからサバゲーが出来ず、休日がムダになってしてしまった・・・」
という事が起こってしまう訳です。
そう考えると、冒頭でお伝えした手順が、どれほどバカげているかお判り頂けるはずです。
よくエアガンショップで
「どんなゴーグルを買えばいいんですか?」
「どのエアガンを買えばいいんですか?」
と途方に暮れている初心者さんがいらっしゃいますが、一般に紹介されている手順そのものが絶望的に狂っているので、ムリもありません。
ですから、まずあなたが真っ先にしなければならないのが・・・
- どのフィールドを利用するのか?
- 利用するフィールドのレギュレーションはどうなっているのか?
をハッキリさせる事なのです。
具体的なサバゲーフィールドの探し方については後日紹介の予定ですが、ひとまず
- ネットで「サバゲーフィールド お住まいの県名」で検索
- サバゲーを開催しているショップのホームページを確認
- ショップ店頭でスタッフに聞いてみる。
- ショップ店内の交流掲示板で情報収集する(設置されていない場合も)
といった方法を紹介するに留めます。
ネットをお使いだと思うので、検索するのが一番手っ取り早いと思います。
フィールドのレギュレーションをチェックする
なんらかの方法で、あなたが自力で行けそうなフィールドが見つかったら
次は、そのフィールドのレギュレーションをチェックします。
フィールドのホームページであれば
- 「〇〇フィールドのルール」
- 「レギュレーション」
- 「参加規程」
といった具合に記載があるので、確認しておきましょう。
名称はフィールド毎にバラバラだったり、ルールと一緒にレギュレーションが記載されていたりと・・・こういった所がサバゲー業界は不親切なのですが根気よく探して見てください。どうしても判らなければ、フィールドに電話やメールで聞いてみて下さい。
フィールドの景色もチェック!!
ここまでで、利用予定のフィールドで使用可能な
- エアガンの初速(パワー)
- ゴーグルの種類
- BB弾の種類、色の指定
がハッキリ判ったはずです。
あとはエアガンショップの店頭で利用予定のフィールドのレギュレーションを違反しない製品の中から、あなたのお好みのモノを購入するだけです。
「レギュレーション違反で、当日のサバゲーに参加できなかったよ・・・」
というトラブルは回避できるはずです。
ただ、せっかくフィールドのホームページをご覧いただいているなら
フィールドの景色を写した画像もチェックしておくことをオススメします。
フィールド上の障害物の色や背景をチェックしておくと
そのフィールドで有利に戦える迷彩服の色が推測できるからです。
さきほどの画像のように緑溢れるフィールドなら・・・
上画像のような緑色が主体の迷彩服を購入しておくと、敵ゲーマーに見つかるリスクを低減できるので、初心者ゲーマーさんでも善戦できる可能性が出てきます。
同じフィールドで、茶色や白っぽい迷彩服だと障害物や背景の色から浮き上がって敵ゲーマーの眼にはかなり目立って見えるはずです。撃たれるリスクも高くなります。
「迷彩服がなくても汚れてもイイ服装なら参加OK」
というフィールドが殆どですが、どうせ迷彩服を購入するならフィールド現地を視察して購入するのがベストです。そうでなくとも、フィールド内部の画像くらいはチェックしてから迷彩服を購入する事をオススメします。
ちなみに私が装備品を買い直した原因もコレでした。
茶色いススキが広がる草原に・・・
出典:media.photobucket.com
全身ブラックのSWAT装備。どうなったかは、あなたの想像どおりです。
見通しが利かないから、どうしても近距離での銃撃戦が多発するのに
ぐぅの音も出ないほどに、撃たれまくったのでサバゲーでの有利、不利を論じる以前の問題でした。その結果、迷彩服を買いなおすことにした訳です。
フィールドのレギュレーションのチェックはベテランになっても必須
駆け足であなたがサバゲーデビューするまでに必要な手順を説明しました。一見すると手順が多い気がしますが実際にやってみると・・・
フィールドのレギュレーションをチェックする
ココさえクリアすれば、ほぼ全ての問題が解決する事に気付くはずです。
昔の私は、そんなノウハウも何もなかったのと、今ほどゴーグルの規制が厳しくなかったので、とりあえずサバゲーデビューできたものの・・・
フィールドを全くチェックしていなかったので、ミスマッチな迷彩服を着込んだせいでボコスカ撃たれ、たまらず迷彩服を買い直す羽目になりました。
でも、この時の苦い経験が糧となり、初めて訪れるフィールドでもレギュレーション違反で休日をムダにすることはなくなりましたし、フィールドのホームページに掲載される画像を参考に適切な装備品を選べています。
そうなんです。
今日お伝えしたフィールド毎のレギュレーションチェックは、あなたがサバゲーを続ける中で、色々なフィールドを渡り歩く事になれば必須の作業なのです。
あなたが今後もサバゲーを趣味として続けるなら
決してムダな作業にはなりませんから、ぜひ覚えておいて下さい。