「また、出来ないのはお前が悪い。できるまでやれ理論かぁ」
教えを乞う初心者の立場が弱いのは
サバゲー界も例外ではなく
「もし自分が逆の立場だったら、
もう少し理論的な内容をアドバイスするだろうに」
そう思いながら、ジッと耐えていたのは
今でもよく覚えています。
そういった経験をした為か
河崎はサバゲーのテクニックにしろ上達ノウハウにしろ
理論的な解説をモットーとしているので
本来、運命論的な話はあまりするべきではないと考えています。
ただ、どんな理論にも例外があるように
理屈では説明できないことがゼロでないのも事実です。
また、本日、新しい元号が発表されましたが
こういう節目は個人にも変化の節目となる事があるそうですが
そういった変化の節目もサバゲー上達に役立つなら
活用すべきだという考えも持っていたりします。
そこで今日は、新元号が発表された記念という訳ではありませんが
理屈で説明できない、サバゲー上達を阻む見えない壁
「ビギナーズ・アンラック」
についてお話しておこうと思います。
初心者時代の河崎のように現実離れしてるどころか、論理性もなく、
運命論にのみ依存したようなアドバイスに振り回され、悔しい想いをするサバゲーマーさんが
少しでも減ること事を祈りつつ、解説を始めさせていただきます。
<目 次>
ビギナーズラックの間違いじゃないの?
ビギナーズラックとは、
「賭けや競技の初心者が、経験の無さ故にセオリーに縛られない行動をとり
経験者に勝つこと、目覚ましい活躍を示す」
という意味合いで用いられます。
サバゲーでのビギナーズラックの一例としては・・・
- 初めてのフィールドでいきなりフラッグゲットした
- 初心者が経験者を打倒した
といったところでしょうか?
ビギナーズラックは、とても目立ち話題性も抜群なので、
その実態以上に誇張されて語り継がれるようです。
ビギナーズラックの影で・・・
しかし、ビギナーズラックを決めた初心者ゲーマーよりも、
その影でなかなか上達できずに苦労している
初心者ゲーマーさんが圧倒的に多いのが現実です。
私の周りでは、
人生初のサバゲーが人生最後のサバゲーになった知り合いが3人以上いますし
飲み会で知り合ったサバゲー体験者の全員が同様でした。
ビギナーズラックうんぬんを抜きにしても
サバゲーの過酷な現実を垣間見ることができる一例だと思います。
サバゲーの正しいテクニックや理論が判らない
初心者ゲーマーが苦戦するのは、ある意味当然かもしれませんが・・・
実は、それなりに正しいテクニックや理論を知りながら
なかなか上達できない不運な初心者ゲーマーもいるのです。
判りづらいビギナーズアンラックの正体
その不運なゲーマーに立ちはだかっているのが
河崎のいう「ビギナーズ・アンラック」です。
具体的には・・・
- 単純に遭遇した敵ゲーマーが強敵
- 相手ゲーマーがたまたま好プレーをしてしまった
- 地形や人数差などで、極めて不利だった
上記のような理由で
初心者ゲーマーさんが正しいテクニックや理論を実践していても
勝つのが難しい、極めて難易度の高い状況に直面してしまう・・・
これがビギナーズアンラックの正体です。
③については初心者ゲーマーさんでも
比較的わかりやすいのですが、①と②については
経験や情報が蓄積されていないと見極めるのは至難の業です。
ですから、①や②の状況に直面した初心者ゲーマーさんの中には
せっかく正しいテクニックや知識を習得しても
その効果を疑い、オカしなテクニックに染まり、さらに苦境に立たされる・・・。
そんな悪循環に陥ってドツボにハマって
河崎にアドバイスを乞うて来た人が出てきてしまう訳です。
ビギナーズアンラックに付きまとわれ悪循環に!?
そして河崎が一番不思議に思い、説明できないのが
ビギナーズアンラックに連続してぶち当たってしまう
初心者ゲーマーさんが存在する事です。
1ゲーム目はそのフィールドで1、2位を争う実力者に遭遇し
健闘およばず負けてしまった。
2ゲーム目は、テクニックを正確に完ぺきなタイミングで実践したが
相手がたまたま神がかり的な回避行動をとり、反撃され負けてしまった
といった具合にです^^;
1つ1つの事例について、敗因を突き止めることは
状況を観察できていれば河崎にも可能です。
しかし、そのビギナーズアンラックに連続して直面してしまうのは
原因がわかりませんし、どうすることもできないと思います^^;
このように
ビギナーズアンラックに付きまとわれているうちに
正しいテクニックや理論を疑い、見失い
現実離れしたテクニックや理論に染まり、サバゲーを続けるのすら難しくなっていた・・・。
そういう初心者ゲーマーさんも何人も見てきたのです。
ビギナーズアンラックに負けないためには?
もはや呪いだとか運命だとかで説明した方が楽かもしれない
ビギナーズアンラックに惑わされ、正しいテクニックや上達理論を見失わないためには
どうすればよいか?
- テクニックや上達ノウハウに理論性があるかを検証する
- 1度や2度でテクニックや上達ノウハウの有効性を判断しない
(最低でも10回は続けてテストする)
上記の2点を意識してもらえれば、
ビギナーズアンラックの呪縛にとらわれる可能性を大きく低減できるはずです。
1については読んで字の如くですが、例をあげるなら・・・
「サバゲーで敵の位置を探るのに決め手になるのは嗅覚じみたカンだ
いわば経験に裏打ちされたカンで、敵の潜む方向を探し出す方が早く発見できる
目は最後の照準する直前の最終確認で十分だ」
上記のようなアドバイスは、抽象的な上に
読んだり、聞いた時点で疑問が次々に湧いきて
カルト要素を帯びている場合は、だいたい無視してOKです。
(まぁ経験に裏打ちされたカンの正体なら理論的に説明できますが・・・)
この点は大丈夫だと思います
解説が必要なのは2番のほうでしょうか。
「正しいテクニックや上達ノウハウなら、正しく実践すれば
すぐに効果が発揮されないとおかしいじゃないか」
こう思われている方が多いと思います。
河崎自身も経験があるのですが
自分で編み出したばかりの新しいテクニックや理論をテストするとき
それが正しくても、最初は不思議とうまく機能しません。
自分のやり方がマズかったりするのももちろんですが
ビギナーズアンラックのように、
- 強敵に直面したり
- そもそもテクニックが効果を発揮しづらい状況だった
- たまたま敵にファインプレーされてしまった
自分以外の周囲の状況で
テクニックの効果が大きく左右されてしまう事も多いのです。
相手の敵ゲーマーも勝つためにプレーしている以上
こちらに不利な状況が展開される事を考えれば当然かもしれません。
ですから、テクニックの有効性をテストする際には
1度や2度のテストで判断してしまうと
結果として「大きな魚」を自らみすみす逃してしまう結果に陥りやすい訳です。
「じゃ、具体的に何回テストすればいいんだよ?」
その回数は一概には申し上げにくいのですが
どうしてもというなら・・・
最低でも10回はテストしないと話にならない。
と考えて頂いてOKです。
良いサバゲー令和元年を迎えるために!!
まとめが長くなりましたが・・・
サバゲーも対人競技である以上
正しいテクニックを実践しても結果に恵まれないビギナーズアンラックも存在する
そのビギナーズアンラックに惑わされないためには
- テクニックや上達ノウハウに理論性があるかを検証する
- ビギナーズアンラックの存在を知る
- 2番を認識したうえで、1度や2度でテクニックや上達ノウハウの有効性を判断しない
(最低でも10回は続けてテストする)
上記の3点を意識していきましょう。
いよいよ平成も残す所あと1カ月。
あなたにとって良いサバゲー令和元年とできるように一緒に頑張っていきましょう!!