サバゲーのテクニック・戦術

隠密移動か? ダッシュ移動か?

ブッシュ

サバイバルゲームの多くは

  • フラッグ戦といって、敵軍陣地のフラッグを取る
  • 敵軍のゲーマーを全滅させる

上記のいずれかを達成することが
勝利の条件となっています。

相手陣地のフラッグを取るためには当然
スタート地点となる自軍陣地から移動する事が必要不可欠となります。

また、フィールドに散らばる敵ゲーマーを撃破していくために
移動が必要となる事も珍しくはありません。

したがって、移動テクニックは
サバゲーで勝利するために重要なテクニックであると言えます。

しかし、移動するとなると
どんなにフィールドの景色に上手く溶け込んで隠れていても
ひとたび動いてしまうだけで、敵に発見される事に繋がる為
移動にはリスクが伴うのも事実。

その結果、サバイバルゲーマーは
初心者、ベテランの別に限らず

  • 発見されるリスクを恐れず、スピード重視の移動
  • とにかく発見されない様に、スピードを犠牲に隠密移動

と2つの移動スタイルを選ぶ事になります。

今回はその移動スタイルに触れながら
サバイバルゲームにおける移動の実像について
お伝えしておこうと思います。

サバイバルゲームの2つの移動スタイル

サバイバルゲームはその目的や狙いに応じて

  • 隠密移動:スピードを犠牲に、自身の姿や位置を隠し、足音を立てずに移動
  • ダッシュ移動:敵に発見するリスクを許容しつつ、スピードを重視

上記の2つの移動スタイルに分けて考えられている様です。

たしかに隠密移動は

  • 敵に察知されたくない場合

主に敵チーム背後や側面への迂回移動中などに効果的です。

一方のダッシュ移動は

  • すでに敵ゲーマーから攻撃を受けている中での移動
  • 敵陣地フラッグを目前にして、タイムアップが迫っている状況
  • 短時間で長距離を移動
  • 敵の照準や攻撃をスピードで回避する

など状況が逼迫っている状況では重宝します。

ですから、
「使用目的や状況に応じて使い分ける」というのは
決して間違いではないと思います。

ただし、サバイバルゲームの実情を踏まえると
使用目的や状況以上に移動スタイルを直接決定付ける
重要な要素があります。

それが「フィールドの地形」です

移動スタイルは「地形」で決まる

なぜ移動スタイルは
状況や使用目的以上に「地形」が直接的な決定要素になるのか?

答えをいうと

ゲームの展開や戦い方のパターンが
フィールドの地形でほぼ決定づけられるから

100%地形のみで決定づけられるとは断言できませんが
「地形」が支配的な要素であるのは間違いありません。

 

kaikatu2

上記の様な開闊地では広範囲にわたって視界が利くので
近距離はもちろん、遠距離からの攻撃にも晒され易いです。

なにより、

足音などを抑えるためにゆっくり移動しても
障害物が少ないので、自分の姿を隠す事は困難を極めます。

ひとたび発見されれば
たちまち攻撃されてしまう・・・。

それも広いフィールドのどこに潜んでいるかも知れない敵ゲーマーから。

こうなると
ゆっくり移動し続けるよりは
障害物の存在しない部分を移動する無防備な時間を短縮する為に
さっさと移動を済ませた方が安全な訳です。

ダッシュで敵弾を回避できるかどうかは

  • 自分の身体能力(ダッシュスピード)
  • 自分と敵との位置関係
  • 相手の射撃能力

で、大きく左右されますが
遠距離を横方向へダッシュ移動している敵ゲーマーを狙撃するには
かなりの射撃能力が要求されるので・・・

50m以上の遠距離の敵ゲーマーに対しては
ダッシュ移動したほうが被弾するリスクは大幅に低減できると考えられます。

短時間で移動を済ませれば
敵に照準の余裕を与えにくくなる点も
移動する側に有利に働いてくれそうです。

こうした事情から、
開闊地ではダッシュ移動を採る事が多くなるのです。

 

ブッシュ

逆にブッシュの濃いフィールドでは
敵・味方ゲーマー共に、障害物で視界が遮られるシーンが多発します。

ブッシュ間の隙間から敵ゲーマーの姿がのぞく瞬間以外に
敵ゲーマーを察知できるのは

移動(行動)している敵ゲーマーの発する音(足音や植物を揺らす音)

に限られてきます。

ということは
音の発生を抑えれば
敵に自身の位置を察知される可能性は極めて低くなるので
隠密行動に徹するメリットの方が大きいのです。

逆に、ダッシュ移動で足音を立てまくり、草木を派手に揺らすと
本来なら、豊富なブッシュが移動するあなたの姿を隠してくれるのに
敵に察知され、警戒されてしまう訳です。

カンの良いゲーマーは
音の発生源のみを頼りに攻撃してくる事からも
ブッシュの濃いフィールドでは音の重要性が理解して頂けると思います。

また、移動するゲーマーとしても
どこに敵が待ち伏せをしているか?
チェックしながら移動しないと、あえなく返り討ちにされかねないので
なかなかダッシュ移動しづらいという事情があります。

ここまで見てきた通り
隠密移動か?ダッシュ移動か? を考える際には
自軍や敵軍の置かれた状況よりも
まずは「フィールドの地形」が非常に大きなウェイトを占めているのです。

河崎も、どんな移動スタイルを採るか?を選択する際は
フィールドの地形を最重要視して決定しています。

河崎のたどり着いた「移動スタイル」

さて、河崎が移動スタイルを検討する際は
「フィールドの地形で決する」事が多いことをお伝えしましたが、

長年サバゲーをする上で
フィールドの地形や状況に左右されない
ある事実が存在する事に気付きました。

それが

「ダッシュ移動中でも、できるだけ隠密性に配慮した方がイイ」

という事です。

これはダッシュ時に生じる足音だけでなく、
移動する自分自身の姿を隠すという意味でも
隠密性に配慮する事を意味します。

あまりに当然の事ですが
なぜ、改めて言っているかというと

「スピード重視のダッシュ移動の結果、
敵ゲーマーの警戒心を刺激すると攻撃が困難になる」

初心者に限らずベテランの中にすら
ココに無頓着な方が少なくないからです。
(特にダッシュ一辺倒の移動を推奨するベテランに多い)

ダッシュの結果、足音を立てたり
敵陣へむかって移動する自分の姿を目撃されると
それを察知した敵ゲーマーは当然
防御体勢をとったり、迎撃態勢をとります。

最悪、障害物の背後から
コチラの移動予想進路へ向けて銃口を向け待ち構える事も・・・。

こうなると
コチラが攻撃しにくいだけでなく、相手から反撃されてしまうので
危険を冒して移動した意味が薄れてしまうのです。

一言でいえば

ダッシュ移動は、敵の注意を惹き、攻撃されるリスクが避けられない

という事になります。

河崎がダッシュ移動中でも
可能な限り隠密性を配慮する様になった結果
移動の成功率は徐々に向上していきました。

逆にスピード頼みで目的地に前進できたものの
敵の注意を惹き、猛烈な弾幕を浴びて身動きできなく事も
多々ありました。

こうした経験を経て
河崎はフィールドの地形が許す限りは隠密行動を重視する事が多くなり
また、ダッシュ移動する際も可能な限り隠密性に配慮する様になった訳です。

隠密性に配慮したダッシュ移動とは?

ブッシュの濃いフィールドは
元々、隠密移動に適しているのですが

問題となるのは

障害物の少ない開けたフィールド、いわゆる開闊地です。

こうしたフィールドで単純に隠密行動をしても、
障害物が無いので、自分の姿を隠す事もできない上に
敵の視界は最大限発揮されている・・・。

したがって
ブッシュの濃いフィールドと同じ様に「隠密行動」を採るのは
あまり現実的ではありません。

では、河崎はどうしたかと言うと・・・

  • 移動スピードを落とす
  • 可能な限り障害物を使える移動ルートを取った。
  • 味方の射撃の音に紛れて隠密行動

全速力では、大きな足音を立ててしまい
隠密性は期待すべくもありませんが、

すこしスピードを落としてやるだけでも
発生する音を予想以上に小さくできます。

3点歩行①

あくまで一例ですが、河崎の場合は、上画像のように

腰をできるだけ低く落とした姿勢を維持し、できる限りのスピードで移動しています。

かなり不恰好ですが、意外なスピードを発揮することができます。

 

中近距離(20m以内)にいる敵に対しては効果は限られますが
遠距離に居る敵の注意を惹かずに済む事は多く
自分を攻撃してくる敵ゲーマーの人数を減らす事ができ
結果として生存率の底上げが図れる訳です。

場合によっては
中近距離の敵ゲーマーでも
足音が小さい事で距離を誤認してくれれば
反応が遅れ、それが貴重なチャンスに繋がる事もありました。

また、開闊地とは言っても
全く障害物が無いとも限りません。

自分の身を隠すには小さな障害物でも、
相手の視界を遮ったり、照準を遅らせたり、
相手の攻撃を阻害してくれる可能性はあります。

「通常は移動目標となる障害物へ1直線へ移動する」ところを
遠回りになるのを覚悟で、
障害物を辿る様に変則的な移動を行う訳です。

まったく障害物がない開闊地では使えませんが
小さな障害物が点在している地形なら
一考の価値はあります。

一番、難易度が低いのが
やはり味方の援護射撃に紛れての移動。

全速力でダッシュ移動をするのも良いですが
隠密性に配慮しながらダッシュ移動をすると
相手が、コチラの足音を聞き逃してくれる可能性が高まります。

この際、移動にあまり時間を掛け過ぎて
味方に長時間の援護射撃を続けさせることになると
味方が弾切れを起こしてしまう危険があるので注意が必要です。

隠密行動の恩恵と威力

「隠密行動を取ると、移動量が減り
遭遇する敵の人数も減るから大量ゲットはできない」

と主張される方もいますが
私の経験上はむしろ逆でした。

隠密行動を強く意識する様になると
相手ゲーマーの隙を付ける事が多くなりました。

隙を突くというよりは
隙が生じている事が多かったといった方が正確だと思います。

特に、隙を突きにくいはずの
ベテランゲーマーに対して恩恵が大きかった様に思います。

もっとも、今回お伝えした
「隠密行動の対策」を試みても
移動時に生じる足音の低減効果には限界があるのは否定できません。

ハッキリ言って
森林の中など落ち葉で埋め尽くされた場所では
条件が整わない限り、足音を消し去るのは、ほぼ無理です。

しかしながら、
隠密行動を重視する様になってから河崎のスコアは
自身の被弾回数よりも、撃破数が増えるという
大きな変化を遂げている。

こういった事実からも

「移動時にも、隠密性に配慮して損はない」

と考えて間違いはないでしょう。

何度、全速力のダッシュ移動をしても
突破できない場合には

隠密性を重視した移動を、ぜひ試してみてください。

 

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