前回は、
サイレンサーの消音効果の実態についてお伝えしました。
少しだけ、おさらいしておくと・・・
- サイレンサーの消音効果の大小は、固定ガスガン>電動ガン
- サイレンサーの消音効果が発揮されるのは銃口からの発砲音
- サイレンサーは銃本体からのメカノイズの消音効果は期待できない
という事を、お伝えしました。
サイレンサーを付けてしまえば
どんなエアガンの発砲音でも多かれ少なかれ音を低減できるため
サイレンサーが有るのと無いのとでは
サイレンサー付エアガンの方が、相手には気付かれ難くなります。
そうなると
サイレンサーが無い時に比べ、多くの相手ゲーマーを倒せる期待が高まりますが
やはりどんな道具にでも「適した使い方」があります。
そこで今回は
サイレンサー付エアガンの効果を引き出す「戦い方」
について
私の事例に触れながら説明していきます。
<目 次>
サイレンサーはサバイバルゲームには効果的
ガスガンにせよ、電動ガンにせよ、
サイレンサーを装着したエアガンは銃声が小さく低くなりますが
サバイバルゲーマーが求めているのは
エアガンの発射音の大きい小さいという実験結果などでなく
エアガンの発射音が小さくなることで
どれだけ有利に戦えるか?
が何より重要です。
エアガンの発射音が小さくなることで
どれだけ有利に戦えるか?
という観点に立てば、河崎の答えは
「電動ガンといえども、サイレンサーは装着するメリットは大きい」
これが長年サバゲーを戦ってきた
河崎の結論です。
河崎はもっぱら電動ガンをメインに戦っていますが
サイレンサーの有無で最も恩恵を感じるのが
- ベテランに回避されにくくなる
- 同じ場所から攻撃できる回数が増える
という2点において、
特にメリットを感じています。
順に説明していきます。
サイレンサー付エアガンは、ベテランでも回避しづらい
ベテランゲーマーの中には
エアガンの発砲音がしたら即座に回避行動に入る
というクセを持った人がいます。
これは正面からの発砲音や攻撃よりも
真横など視界外からの発砲音・攻撃に対して
よく見られます。
真横だと視界があまり利かないので
相手のエアガンの発砲音を合図に
即座に回避行動に入っている訳です^^;
こういった回避スキルの高いゲーマーが相手だと
たとえ、真横から5~15m以下の近距離で攻撃したとしても
回避されてしまう事があります。
(河崎は5m以下を至近距離として認識しています)
ところが、
こちらの発射音を聞いて間髪入れずに素早く回避するゲーマーでも
サイレンサー付の電動ガンで攻撃すると
回避行動が普段より遅れる傾向がみられます。
上記の傾向に気付いたのが
私が、とあるチームの装備基準により
サイレンサーを着けずにゲーム参加する様になってからでした。
ある日のゲームで、
10mの近距離しかも相手の側面から攻撃したにも拘わらず、
こちらの発射音を聞きつけるや否や、
瞬間的に回避行動(伏せた)に移り、
撃破できなかった事がありました。
相手がベテランゲーマーという事は判っていたのですが
正直、悔しかったので、
サイレンサーを装着してみたのです^^;
すると、それから数ゲーム後に再び
似た状況においてサイレンサー付のエアガンで
同じベテランゲーマーを撃ったところ・・・
今度はほとんど回避行動も取られる事なく
あっさりと撃破できたのです。
前者と後者の事例とでは、場所こそ異なったものの
- 味方や敵の射撃音はなく、発砲音が聞き取りやすい
- 私が相手の側面から攻撃した
- 射撃した距離もほぼ同じ
という条件は共通していたので
ほぼ同じ条件下とみなして良いでしょうから
サイレンサーの有無が異なる結果を生み出したと
結論づけられます。
実際、そのベテランゲーマーさんの耳に
サイレンサー付のエアガンの発射音が
どれくらいの大きさで聞こえていたのかは不明ですが・・・
射撃した私の目からすると
回避行動がいつもより明らかに遅れているのが
ハッキリ判りました。
もちろん、回避する人が他の方向に意識を集中しすぎて
私の発砲音が聞こえなかったとか
なんらかのメンタル的な問題が絡んでいる可能性もあります。
しかし、その後もサイレンサーを使い続けてみると
他のベテランゲーマーにも
ほぼ共通した傾向が見られました。
サイレンサーを装着すると
回避行動に移る合図となる銃声が聞こえにくいのですから
判断が遅れ、回避行動が遅れるのも
想像に難くない所です。
こうした経験を
撃つ側、撃たれる側で幾度となく経験した河崎としては
電動ガンにおいても、
ガスガンほどでないにしろ
サイレンサーは有効
という結論に至っている訳です。
サイレンサー付エアガンは、敵に発見されにくい。
サイレンサーを装着したエアガンの攻撃は回避が難しい
というメリットの他にも
発射音を頼りに、自分の位置を特定されにくい
という恩恵もあります。
通常、サバゲーフィールドの環境に溶け込んだ
相手ゲーマーを見つけ出す「索敵」においては・・・
肉眼で視認するのが最も確実です。
しかし、相手が発する音の方向で
おおよその位置が判別できる事も少なくありません。
河崎は耳があまり良くないので
音だけで相手の厳密な位置を特定できる事は
滅多にないのですが・・・
ベテランゲーマーの中には
相手の発する音だけを頼りに攻撃してくる
強者も存在します^^;
しかし、そんな強者の能力も
サイレンサーで発射音を低減できていれば
あなたが発見されるリスクも小さくなり
それだけ有利になります。
サイレンサー付電動ガンの場合には
完全な「無音」という事はないので
おおよその方向は判別されるかと思いますが・・・
おおよその方向や位置だけでは
ヒットに繋がる射撃は困難なので
相手は反撃すべきかどうか判断に迷いも出てくるはずです。
この様にして
敵から反撃を受けにくい状態を作り出せるのが
サイレンサー付エアガンの大きなメリットです。
そして、敵に発見されにくいという事は
自分が相手に気付かれない限り
同じ場所から何度も攻撃する事も選択肢になってきます。
フィールドの地形や状況にもよりますが
たとえば・・・
- 自分が移動して、攻撃位置を変えたくても
手近な障害物は、味方が潜伏していて移動できる場所がない。 - 移動することもできるが、相手の真横から攻撃できる現在地から移動したくない。
といった状況では、
発砲音の小さいサイレンサー付のエアガンであれば
同じ場所からそのまま攻撃を続ける事も可能になります。
こうした恩恵を受けることが
サバゲーを戦う上で、大きく有利に働くことは
これ以上、説明の必要もないと思います。
サイレンサーも万能ではない
ただし、
サイレンサーを装着したからと言って
絶対に自分の位置が敵に発見されない訳ではありません。
いくらサイレンサーを装着したといっても
BB弾そのものを消している訳ではないので
BB弾を派手に連射していると
その弾道で相手に位置を特定されかねません。
(特に白色BB弾は視認し易いので要注意です。)
電動ガンの場合は
サイレンサーを付けていても無音ではないので
延々と打ち続けると、やがては敵に発見されることでしょう。
また、自分が障害物に隠れる瞬間を相手に目撃されれば
当然、相手に警戒されたり、攻撃・反撃を受けるので
サイレンサーの恩恵は発揮されにくくなります。
当然、身を隠せる障害物が極端に少ないフィールドだと
発砲音の大小以前に、自身の姿を視認されれば、
それまでです。
もし、身を隠せる障害物が極端に少ないなら
- フィールドの植生や地面など地形の色彩に適した迷彩服
- ギリースーツ
などの着用を視野に入れた方が良いでしょう。
(もっとも、地形に適した迷彩服については、
サイレンサーの有無に限った話ではありませんが)
サイレンサーを活かす「隠密行動」を心掛ける
上記を踏まえると
相手に視認されたり、自身の発する音などを聞かれたりしない様に
隠密性に配慮した戦い方がサイレンサーを活かす前提になってくるはずです。
具体的には
- 足音を立てない様に、静かな移動を心がける。
- 常識を逸した連射も避け、長くても10発ほどの連射に留める
どんなに銃声が小さくても
草木を揺らしたり、延々と連射を続け
「足音」や「発砲音」を出しまくっては意味がありませんからね^^;
次回はサイレンサー購入から運用までの諸注意についてです。
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