サイレンサー運用上の諸注意

シェアする

IMG_2101

少し前のサバゲー定例会での事です。

ゲームが終了し
私がセイフティに戻ってくると
チームメンバーのIさんが
珍しく渋い顔をされていました。

河崎「どうしたんですか? 渋い顔をされて」

Iさん「あ、河崎くん。実はさっきのゲームなんだけどね
    相手ゲーマーに向かって、かなり撃ち込んだんだけど
    結局、相手に当たらなくて、HITされたんだよね・・・」

河崎「それって、1人の相手を撃ち続けて当たらなかったって事ですか?」

Iさん「1人の時もあったけど、さっきのゲームでは3人ほど攻撃したんだけど・・・」

河崎「いずれもHIT出来なかったんですか?」

Iさん「そうなんだ。
   相手と自分の銃口の間はブッシュが無い状態が多かったし
   距離も10m切ってたから、1発くらいは当たると思ったんだよね」

河崎「うーむ。となると・・・」

Iさんの話を聞いた中で
河崎の中で真っ先に思い浮かんだ原因が

・エアガンのメカトラブル

エアガンになんらかの不具合が発生し
Iさんの攻撃が敵に当たっていないのではないか?

と考えた訳です。

とりあえず、
Iさんのエアガンの弾道を確認しようと
Iさんからエアガンを手渡された時でした。

河崎「あ、コレが原因だったか・・・」

Iさんのエアガンの銃口には
先週までは装着されていなかった
サイレンサーの姿があったのです。

という訳で
今日はサイレンサー運用上の諸注意についてです。

サイレンサーのおさらい

IMG_1671

前回までの2回に分けて

  • サイレンサーの効果の実態
  • サイレンサー付エアガンの戦い方

サイレンサーのメリットを主に伝えてきました。

銃口からの発砲音が低減されるので・・・

  • メカノイズの大きい電動ガンでも中遠距離への敵には発砲音が聞こえづらいので
    サイレンサー未装着時より有利に戦える
  • 敵に位置を察知され難いので、同じ位置に潜伏し続け                          1人、2人と攻撃できるチャンスが生まれやすい
  • 上記の効果は、特に固定スライドのガスガンで
    高い効果を発揮される。

という事をお伝えしました。

ただし、上記のサイレンサーの恩恵を受けるためには
やはり「使い方」はもちろんですが
「購入時」にも注意点があります。

「以前から気になっていたし、
 サイレンサー使ってみようかな・・・」

これからサイレンサーを購入し
エアガンに取り付けるまでに注意したいポイントなどについて
お伝えしていきます。

銃が重くなる

サイレンサーを装着した分
エアガンが重くなります。

サイレンサーは重くても、せいぜい1kgまででしょうが・・・

IMG_2101
サイレンサーが銃口の先端に取り付くため、テコの原理により
想像より重く感じる傾向があるようです。

特に、銃のハンドガードを支える腕は利き腕よりも力が弱いでしょうから
余計に重く感じるかと思います。

銃の取り回し、銃の重さといった問題は
エアガンを使い続けるうちに慣れてくる部分はありますが、

至近距離の撃ち合いが多発する
迷路状のインドアフィールドなどでは
素早く正確な射撃テクニックがモノを言う状況も多い

フィールドの地形によっては
サイレンサーを外して、戦ったほうが良い場合もあるのです。

サイレンサーは取り回しが悪化する

サイレンサーを取り付けた際に気になってくるのが

サイレンサーを取り付けた分だけ
エアガンの全長が長くなること。

殆どのエアガンでは
銃口の先端についている、フラッシュハイダーというパーツを外し
現れたネジ山にサイレンサーをネジ込む形になります。

よほど大きなサイレンサーでなければ
大体10cm~20cmほど長くなるだけではありますが・・・

  • 障害物が密集したインドアフィールド
  • ブッシュが密集したアウトドアフィールド

においては
途端にいつも以上に銃が障害物に当たったり
枝葉に引っかかったりして、

いつものような素早い身のこなしが出来なくなったりする訳です。

そのため、
あなたのプレイスタイルが、
スピード重視タイプのアタッカーである場合は
注意が必要になってくる訳です。

音を立てないように、静かに動く必要がある。

サイレンサーで発砲音が静かになったとしても
足音を派手に立てて移動しては意味がありません。

音を立てずとも、エアガンを撃つ前にあなたが潜伏する場面を相手に目撃されては
相手も反撃するか、それでなくとも警戒されますからね。

あくまで発砲音が小さくなるだけなので
こちらの位置を把握できていない相手に気づかれ難いという話です。

したがって
サイレンサーを活かした戦い方をしようとすると
ある程度、スピードや機動性の低下を受け入れる必要が生じるはずです。

サイレンサーは使っていてもズレる

もう1つ注意したいのが、

サイレンサーを適正に装着しても
フィールドで使用している内にサイレンサーがズレる事がある

という事です。

  • エアガンをゲーム中に銃口から地面に落としてしまった
  • サイレンサーを樹木に激しくぶつけてしまった

といった瞬間に
サイレンサーがネジ山からズレて傾いてしまう訳です。

IMG_2121

基本的には
エアガンのバレル先端とサイレンサーの接続部のネジ山で
ズレる事が多いのですが・・・

  • ぶつけた衝撃で、サイレンサーそのものが大きく変形する
  • サイレンサー本体が分割できる構造になっている場合は                         その分割箇所のネジ山がズレて、サイレンサーが変形する

というケースもあるので注意が必要です。

こうした場合には

  • サイレンサーのネジを締め直す
  • サイレンサーを外す

上記の処置を取れば
BB弾の弾道はすぐに元に戻るはずです。

ゲームで普通に使っている分には
問題がないのですが、

もし、ゲーム中にサイレンサーをぶつけた場合には
セイフティに戻った際に弾道や飛距離、命中精度に以上がないか
試射が必要になることを
サイレンサーを使う上で、ぜひとも忘れない様にして下さい。

購入時の注意① サイレンサーの消音性能の確認

さて、最後にサイレンサー購入を考えている方に
私なりのサイレンサー選びのポイントを
整理しておきます。

  • 音が消える消音材が入っているか?
  • 自分のエアガンに装着できるか?

この2点は最低限チェックが必要です。

まず最初にチェックしたいのが
消音効果のあるサイレンサーかどうか?

アホらしい程に当たり前の事ですが
サイレンサーとは名ばかりで発砲音が全く変化しないなら
エアガンに装着する意味はありませんからね^^;

「サイレンサーなんだから、音が小さくなるんじゃないの?」

と思われたかもしれませんが、

実はエアガン界に出回っている全てのサイレンサーに
発砲音を小さくする性能が備わっているとは限りません。

「外観は実銃のサイレンサーそっくりだけど
内部の吸音材がダメダメだった」

なんて具合に
肝心のサイレンサー内部の消音材がダメで
ほとんど音が消えていないサイレンサーもあるのです。

音が消えるかどうかは
実際にあなたのエアガンにサイレンサーを装着して試射してみないと
ハッキリした事が判らないのが実情です。

ただ、サイレンサーの穴からのぞく消音材が
「台所で見かけるスポンジに似ている」場合は、
購入には慎重を期するべきです。
(色はさすがにブラックやダークグレーですけどね・・・)

そこら辺のスポンジと異なる材質だとハッキリわかる場合や
信頼できるショップ店員のお墨付きが得られた場合には
購入に踏み切って良いと思います。

また、サイレンサーは構造自体は単純である事が多く
ベテランの中にも、自分でサイレンサーの消音材を入れ替える人も居ます。

入れ替える消音材などは
DIYショップ等で購入して、加工して入れ替えたり
「サイレンサー用の消音材」だけの別売キットを購入する方法もあります。

吸音材を交換する事も視野に入れるなら
自分のエアガンに装着さえできれば
外観だけで選んでしまうのもアリです。

購入時の注意② サイレンサーがエアガンに装着できるか?

どんなに消音効果に優れるサイレンサーでも
あなたのエアガンに装着できなければ意味がありません。

買った後で、装着できなかった・・・
なんて後悔しないためにも
下記の点は、購入前にチェックしておきたい所です。

  • エアガンの取付け部分のネジ径
  • ネジの回転方向(正ネジ、逆ネジ)

上記は最低限確認が必要です。

IMG_2120

一般的には
ライフルタイプのエアガンであれば
銃口先端のフラッシュハイダーを外すと現れるネジ山に
サイレンサーをネジ込む形で装着します。

IMG_2121

しかし、ネジ山と一口にいっても
エアガンの銃身側の直径が大き過ぎるとサイレンサーが全く嵌らないし
直径が小さくても、ブカブカでやはり装着できません。

また、普通のネジとは逆周りのネジ山になっている
「逆ネジ」のエアガンもあります。

「正ネジ」にせよ「逆ネジ」にせよ
エアガンとサイレンサー側のネジ山が径も回転方向もマッチしていないと
うまく装着できないので、自信がない場合には

  • 自分のエアガンに装着できるかどうかを
    ショップ店員に確認してみる
  • ショップ店頭まで自分のエアガンを持参し
    ショップ店員の許可の下、実際に装着できるかテストする

のいずれかの方法でチェックはしておきたい所です。

なお、外観がお気に入りでどうしても買いたいサイレンサーが
あなたのエアガンにそのままでは装着できない場合でも

  • ネジ山変換アダプター
  • カスタムアウターバレル

などのカスタムパーツを購入し
サイレンサーとあなたのエアガンと組み合わせることで
装着が可能になる場合もあります。
(当然、コストは高くなりますが・・・)

この辺りについては
専門店のショップ店員に詳しく聞けば判ると思います。

サイレンサーにズレは許されない

サイレンサーを使う上で
最も注意しなければならないのが、先程もお伝えした
サイレンサーのズレです。

一見すると、しっかり装着できたかに見えても

  • わずかにネジ山がズレて、サイレンサーが傾いて装着している
  • サイレンサー内部の吸音材がズレて詰め込まれている

という状況に陥っていると

サイレンサーの内部を通るBB弾がサイレンサー内部の
吸音材に接触し弾道が大きく逸れたり、
最悪、BB弾が飛ばなくなったりします。

これでは、サイレンサーは付けない方が
まだ敵を倒せるというモノ。

実は冒頭のIさんのエアガンのサイレンサーも
僅かに傾いて装着されていたのが原因で
BB弾が狙った点から、大きく左に逸れて跳んでいたのです。

いくら撃っても当たらない訳です

サイレンサーの全長や
消音材の寸法にもよりますが・・・

サイレンサーの先端が1mm傾いているようなら速攻で
再調整が必要だと考えるべきです。

あとは実際に試射してみて
サイレンサー装着前と比較して
命中精度や飛距離にバラツキや悪化がないかをチェックします。

これで問題なければOKです。

あと、ゲームで使用している内にネジ山が磨耗したり

塗装が剥がれて、ガタツキが生じてきた場合には

  • ネジ山を自分で切り直す
  • プラシートやゴムシートを貼り付けて隙間を埋める
  • ハンダを盛り、ガタツキを無くす

といった方法もあります。

IMG_2122

上は河崎の取り外し式のQDサイレンサーですが

フラッシュハイダーとサイレンサーのガタツキが目立ってきたので

プラシートを張っています。

(今度の正月休みを利用して、ハンダを盛る方法に変更する予定です)

工作に自信がある人はそういった方法で

サイレンサーを自分のエアガンに合うようにカスタムしていたりします。

まとめ

以上、駆け足ながら
サイレンサーをゲームで使う際の注意点から
購入する際の注意点を紹介してみました。

  • サイレンサーをゲーム中に地面や障害物にぶつけた際には
    ズレがないか? 弾道に異常が無いか試射してチェックする
  • 素早く正確な射撃テクニックがモノを言うシーンが多い場合は
    カサ張るサイレンサーを外したほうが良い。
  • 自分が潜伏するシーンを目撃されるとサイレンサーは効果が激減する
  • 自分の足音など、静粛な移動を心がける必要があるので
    スピード、機動力の低下を見込む。
  • サイレンサー購入前に、ネジ径やネジ回転方向などを確認しておく
  • サイレンサーの消音性能について、ショップ店員等の評価を聞いておく

サイレンサーに限らず、どんな道具にも言えますが
やはり使い方を誤ると、その真価は発揮されづらいです。

今回の記事もヒントに
あなたのサイレンサーを120%使いこなして下さい。

「役に立った」と思って頂けたなら、ポチッと応援してもらえるとウレシイです^^

にほんブログ村 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ サバゲーへ

コメント

  1. より:

    毎度ブログ楽しく拝見させて頂いています。
    電動ガンにおいてサプレッサーが実戦でどれくらい効果があるのかはずっと気になっていましたが、ベテランの回避行動が遅れる傾向があるという例はとても面白かったです。
    一つ質問なのですが、述べられているようにサポレッサーを装着することで取り回しに難が出る等のデメリットも存在します。
    実際河崎さんがサバゲをなさるときはサプレッサーをつけることは多いのでしょうか?
    狭いインドア戦では取り回しの方が優先となると思いますが、広めのフィールドでも取り回しが良いに越したことはないと思います。
    メリット、デメリットをトレードオフしてどちらの方がプライオリティが高いかご意見を伺えたらと思います。

    • owm-kawasaki より:

      臣さん、いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます。

      ご質問の件ですが、河崎はサイレンサーは付けずにサバゲーしています。

      これは、チームの方針によるものです。
      「今週のゲームは●●戦装備やるから、エアガンと迷彩服も合わせておくように」といった具合ですね。

      あと、サイレンサーが有用なのは判っているので、
      サイレンサー無しでも効果的に戦うための研究・トレーニングという側面もあります。

      ただ、そういった制約や目的が無く、
      サバゲーで有利に戦うのなら
      サイレンサーを装着してサバゲーをする機会が大幅に増えるはずです。

      取り回しの問題も厄介ですが
      移動し易いルートを通ったり、姿勢を工夫したり
      射撃姿勢を練習することで、多少はカバーができます。

      しかしエアガンの発砲音は
      サプレッサーを装着してないと、どうしようもありません。

      ちなみに、カスタムを視野に入れるなら
      サプレッサーと取り回しの両立が可能になるのも
      サプレッサーを使う理由として大きいです。

      例えば、M4であれば
      フロントサイト根元でサプレッサーを装着できるパーツを組み込めば
      サプレッサーをつけても、普通のM4と同じ全長に留まります。

      インナーバレルをカットする必要があるので
      初速・命中精度の低下については、覚悟する事になりますね。

      このように、河崎はエアガンの取り回しよりも
      サプレッサーを優先する事が多いですが、

      どんなエアガンを選択するにせよ
      エアガンの強味を活かした戦い方ができれば、それがベストだと考えています。

      以上、私見でしたが、御参考になれば幸いです。