サバゲーのテクニック・戦術

援護射撃の基礎の基礎

あなたが敵ゲーマーを狙うときは、
当然、相手を倒す事を目的とした「直接的な射撃」をする事が多いと思いますが
敵へ射撃を行い、動きを封じる事で味方の行動を助ける「間接的な射撃」があります。

これが援護射撃となります。

たとえば、バリケード越しに攻撃してくる敵ゲーマーへ射撃をすると
当然、その射撃を受けた敵ゲーマーは防御行動に入らなければならない。

なぜなら
そのまま反撃しようものなら、すでにコチラが攻撃しているのですから
防御を捨て、反撃しようとする敵ゲーマーの方が、先に戦死するからです。

こうして、敵ゲーマーを障害物の中に押し込め
攻撃できない状態に追いやる事を目的とするのが援護射撃ですが
知らず知らずの内に、味方ゲーマーの動きも封じ込んでしまっている援護射撃も
少なくありません。

初心者ゲーマーだけでなく、中にはベテランゲーマーでも
ミスを犯している事があるのです。

あなたは大丈夫だと思いますが
良い機会なので、しっかりチェックしてみてください。

援護射撃って結局敵ゲーマーに向かって撃つだけでしょ?

たしかに、援護射撃といっても
敵ゲーマーへ向けて撃つことには変わりはないのですが・・・

ここで考えていただきたいのが
援護射撃の目的についてです。

援護射撃の目的は・・・?

そう。味方ゲーマーの移動や行動を助ける事でしたよね?

となると、
ただ敵ゲーマーの動きを封じるだけでなく
味方の動きを妨げない配慮が不可欠になります。

そうしないと、
敵ゲーマーへの攻撃がいつの間にか、
味方ゲーマーの動きを制限していたりもするのです。

こうなると、敵も味方も身動きができなくなってしまうので
膠着状況に陥ることになります。

味方の行動を阻害している援護射撃の例①

ここからは、図をもとに
味方の行動を阻害している援護射撃の例を見てみましょう。

その1つが敵ゲーマーと同時に味方の頭を抑えてしまうケース。

高低差による援護射撃1

上図では、バリケードに潜伏するゲーマー(濃青)が、
敵ゲーマー(赤色)の潜む塹壕へホフク前進している味方ゲーマー(水色)を
援護射撃しています。

その援護射撃の甲斐もあって、
敵ゲーマーは頭を抑えられ、塹壕の中へ押し込まれています。
ここまでは援護射撃として問題がないのですが・・・・

高低差による援護射撃2

ホフク前進している味方の前方が地形の起伏により
そのままホフク前進しても、身を起こして突撃しようにも
味方ゲーマーの頭上を援護射撃のBB弾が飛び交い
身動きがとれなくなっています。

高低差による援護射撃3

こうならない為には
味方の真後ろ(上左図)の位置ではなく、障害物の左端(上右図)の位置から
援護射撃をして味方ゲーマーを自身の援護射撃の射線に入らない様に
配慮する必要があります。

味方の行動を阻害している援護射撃の例②

では、単純に
援護対象となる味方ゲーマーの左、右側から援護射撃をすればいいのか?

そうとも限らないのが難しい所です。

援護射撃の位置1

上図では、味方ゲーマーの右側後方から援護射撃を行い
前進をサポートできています。

(図中の左側の赤点線はフィールドの境界線です。越えるとエリアオーバー)

援護射撃の位置2

ところが、敵ゲーマーが援護射撃を加えている障害物の反対側から
反撃に転じると、味方ゲーマーはコチラの援護射撃のせいで
青矢印のブッシュへ逃げ込もうとすると
援護射撃の弾幕を横切ることになり、逃げ場が無くなってしまいます。

援護射撃の位置3

いちおう、エリア境界線上の細い樹木を盾にすれば、
多少は防御できるかもしれませんが障害物の大きさから見て、
それほど長くは持ちこたえられないでしょう。

この場合は、一度、援護射撃を辞めて右方向のブッシュへも移動できる様に
配慮する必要が出てくるのですが、

敵の反撃などにより
前進する味方ゲーマーの動きが変化する事も想定して
援護射撃をするべきです。

味方の行動を阻害しないために

援護射撃が味方の行動を阻害してしまう主な原因は

  • 援護射撃の位置が悪い
  • 敵ゲーマーや味方ゲーマーの行動の変化

の2つに大別できます。

援護射撃の位置2

ただ、上図にも見受けられるとおり
フィールドの地形によっては
味方の行動を阻害するリスクがあっても
援護射撃せざるを得ないケースはあります。

また、当初は援護射撃に適した位置でも
味方や敵の行動によっては、

  • 援護射撃の一時中断
  • 援護射撃する位置を逐次変更する

など、柔軟な対応を迫られるケースも少なくありません。

したがって
援護射撃を行う際には・・・

事前に援護射撃を担当するゲーマーと、移動を担当するゲーマー相互の間で
充分な意思疎通や事前の打ち合わせが重要な意味を持ちます。

例えば、先ほどのケースでは

「万が一、敵ゲーマーが反撃してきた際には
右側のブッシュへ逃げるから、援護射撃を一時停止してほしい」

といった具合に、事前に対応策を用意しておきたい所です。

ただし、時間がなかったり、初対面同士だと
そういった「取り決め」を事前に出来ない事も多いので、

現実的には、援護射撃するゲーマーが
前進する味方ゲーマーの行動(特に回避行動)を計算に入れつつ
援護射撃を行う事になるでしょう。

その際には、
敵や味方ゲーマーの行動や状況の変化を察知しやすい様に
援護射撃中も極力、両眼で照準・射撃を行ったほうが良いでしょう。

対応力に富んだ援護射撃を目指そう

ここまでの援護射撃の話を総括すると
究極的には、援護射撃の本質は「対応力」に掛かっています。

それは

両眼照準で視野を広く保ち
味方や敵ゲーマーの行動を注視しつつ、
前進する味方ゲーマーの立場に立つ事

コレを意識しておくと
援護射撃が本当の意味で活きてきます。

私はアタッカーとして前線を移動する事が多いのですが
今回お伝えした事を意識しながら「援護射撃」をしてくれるゲーマーさんが
後方からバックアップしてくれていると、非常に心強く感じますし
実際、前進しやすいのを痛感します。

もちろん自分が援護射撃をする際にも
強く意識しています。

援護射撃のターゲットとなる敵ゲーマーだけでなく
前進する味方ゲーマーの行動にも配慮した援護射撃を心がけてみて下さい。

 

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