エアガンが冬に射程距離が変化する原因と対策

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「やや遠い距離だけど、
 入念に調整したエアガンなら余裕で仕留められる距離だ」

そう思って放った一撃。

しかし、必殺を疑わなかった一撃は
敵ゲーマーの手前で落下。

「さっき調整した時よりも、明らかにBB弾が飛んでいないぞ・・・」

仕留め損ねた敵ゲーマーから
反撃されてHITされてしまった後

悔しさと疑問を抱えながら試射ゾーンで
エアガンを撃ってみると・・・

エアガンから放たれたBB弾は
ゲーム開始前に自分が調整した飛距離を取り戻していた。

こんな体験をしたことはありませんか?

私はサバゲーを始めてから1年ほど経ったころ
この不思議な現象に苦しめられました。

  • 敵との距離の誤認
  • 目の錯覚

も疑いましたが
原因はエアガンの季節による変化が原因でした。

もし、あなたが

「エアガンを入念に調整した後にも係わらず
 BB弾が調整したよりも明らかに飛ばない時がある」

こういった「怪現象」に苦しんでいるなら
ゲーム開始前に

「エアガンのウォーミングUP」を行えば、解決できる確率が高いです。

エアガンの射程距離が1発撃つ度に変わる!?

きっとあなたも、その日のサバゲーが始まる前に

  • HOP調整
  • スコープやダットサイトの調整(ゼロイン)

を行い、自分が狙ったとおりの場所にBB弾が飛んでいくように
エアガンを調整・チェックされていると思います。

エアガンもおもちゃとは言え、工業製品の端くれ。
一度調整したら、あなたが調整したとおりにBB弾を放つので

あなたの狙いが正確で、風の影響が無い限りは
1発撃つごとに射程距離が大きく異なる事は考えにくい。

ところが、冒頭で私が直面した怪現象は

1発目 15m

2発目 20m

3発目以降は調整したとおりの30m・・・

と射撃する毎に
エアガンの射程距離が戻っていったのです。

エアガンを撃っていた自分の眼には
まさに「1発撃つ毎に、エアガンの射程が伸びている」ように見えました(汗)

「3発目以降は調整したとおりに
 BB弾の射程距離が戻っているからイイじゃないか?」

と思われるかもしれませんが
その考えは甘いです。

ベテランゲーマーともなると
最初の1発目、2発目で仕留められなければ
一瞬で、障害物に身を隠すか、反撃すらしてくるからです。

1発目のBB弾が正確に飛んでくれないのは
相手ゲーマーを仕留めるチャンスを台無しにするだけでなく
自分の存在を敵に教えるだけで、危険な訳です。

しばらくの間

「1発撃つ毎に射程が伸びる(実際には戻っている)」現象に苦しめられましたが

ある事に気付きました。

どうやら、この現象

どうも気温の低い冬に限って発生するのです。

この事実を元にもう一度、あらゆる角度から検証した結果

1つの結論に辿り着いたのです。

それはエアガンの構造に起因していました

冬に弱いのはガスガンだけじゃない!?

エアガンはご存知の通り、作動方法に拠って大きく3種類に大別されます。

  • コッキングガン
  • 電動ガン
  • ガスガン

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ガスガンは、拳銃など小型エアガンに多い作動方式。
エアガン内部に充填したガスが気化する事で作動するので
ガスの気化が鈍化する冬には、著しく低下します。

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その一方、
コッキングガン(写真上側)や電動ガン(写真下側)は
手動か?モーターか?の違いはあれど
エアガン内部のピストンをバネで押し出す事で
勢いよくシリンダーから噴出される空気でBB弾を押し出しています

ですから、
電動ガンやコッキングガンは
冬でも夏でもガンガン撃ちまくれるので
サバイバルゲーマーの「相棒」となっている訳です。

ですが・・・

「冬とそれ以外の季節で
電動ガンは全く性能の低下が見られないのか?」

というと、そうではないのです。

実は、
電動ガンも、冬においては動作が低下している状況があるのです。

その原因はシリンダーグリスの硬化にありました

エアガンはその内部で色々な部品が動作する事で
BB弾をスムーズ飛ばすだけでなく
次に発射するBB弾を装填したりしています。

部品と部品が擦れ合うので
グリス(機械に塗布する油)が当然のように使われていますが、問題となるのが
BB弾を押し出す空気を噴出するシリンダー内部に使われるグリスです。

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上画像は電動ガンのメカBOXを分解した際の写真ですが

金色に輝いている筒がシリンダーです。

判り辛いですが、シリンダーの先端(画像向かって右側)から突き出している細いパイプから

勢いよくシリンダー内部の空気が噴出され、BB弾にパワーを与える訳です。
しかし、冬になるとシリンダー内部に塗布されたグリスが硬化してしまうので
シリンダー内部の空気を押し出すピストンの動きも悪くなり
BB弾の飛距離が落ちているのです。

理科の実験で使った注射器をイメージしてみてください。

注射器の後ろのピストンをゆっくり押すと
注射器の中の液体は注射器の先からチョロチョロと出てきますが

注射器のピストンを力いっぱい押すと
中の液体は勢い良く噴出されたはずです。

あれを全く同じ事が
電動ガンやコッキングガンのシリンダーでも起きている訳です。

もちろん、電動ガンやコッキングガンは
ピストンを押すのはバネなので
夏でも冬でも「押す力」は一定です。

でも、冬はシリンダー内部のグリスが硬化して、
ピストンの滑りが悪化し、シリンダーから噴出される空気の勢いも僅かに低下しているのです。

ややこしい事に、シリンダー内部のシリコングリスは
冬だからといって、ずっと滑りが悪い訳ではありません。

夏や春・秋に比べて
僅かに硬化しているだけなので
2・3発も発射すれば、ピストンが本来のスムーズな動きを取り戻すのです

したがって

「1発撃つ毎に射程が伸びる(実際には戻っている)」怪現象に悩まされるとすれば

冬場の1ゲーム目が殆ど。

これが

「1発撃つ毎に射程が伸びる(実際には戻っている)」怪現象の正体だった訳です。

シリンダーグリスは放置すると再び硬化する

ただ、ここで1つの疑問が沸くと思います。

「1、2発撃てば、解決するトラブルなら
 ゲーム開始前のエアガンの調整中にも何発か試射するんだから
 ゲーム中に、射程距離が変化するトラブルに見舞われるはずないのでは?」

これはエアガンの使用状況が大きく係わってきます。

たしかに

  • スコープなど照準器の調整
  • HOP調整

のために、エアガンからBB弾を試射するうちに
エアガン内部のシリンダーグリスが本来の柔らかさを取り戻すので
ゲームにおいては
BB弾は調整したとおりの弾道で発射されるはずです。

問題になるのが、
シリンダーグリスはシリンダーが全く動かない状態が続くと
再び硬化してしまう事です。

つまり、
エアガンを何発も撃っていても
長時間放置すると、再びシリンダーグリスが硬化し
再び「怪現象」が復活してしまうのです。

ですから

  • 1ゲーム目が開始するよりずっと前に
    エアガンを試射したまま長時間放置。
  • 1ゲーム目は派手に銃撃の応酬をしたが
    2ゲーム目、3ゲーム目では、まったくエアガンを撃たなかった。

という場合には
再び、エアガンを試射ゾーンなどで2・3発試射して
エアガン内部のシリンダーやピストンを動かし
グリスを柔らかくウォーミングアップする必要があります。

ウォーミングUPのタイミングは?

私も苦しめられた怪現象でしたが
原因さえ判ってしまえば、その対処方法も非常に単純でした。

ゲームに臨む前に
エアガンを試射しておけばイイだけですからね。

この点は
エアガンのメカニズムに疎い人も
ご安心いただけたんじゃないかと思います。

試射さえ行えば、簡単に解決するトラブルだったのですが
気になるのは・・・

「長時間放置したらダメっていうけど
 具体的に何時間おきにウォーミングアップすればイイんだ?」

という事ですよね。

  • ゲーム当時の気温
  • エアガン内部のシリンダーグリスの種類
  • エアガンの使用状況(発射状況など)

でも大きく変わってきますが・・・

外気温が0℃以上の状況で
サバイバルゲーマーに人気の東京マルイ製電動ガンであれば

エアガンを撃ってから1時間以内であれば
ウォーミングアップをせずとも問題ないと思います。

言い換えれば
1時間以上、放置したエアガンは
ゲームに臨む前に試射してウォーミングアップするのがオススメです。

万全を期するなら
ゲーム参加前に必ず試射ゾーンで2、3発撃っておくと完璧です。

シリンダーグリスを変更するのも有効

もし、あなたがエアガン内部のメカBOXまで
分解・再組み立て出来るなら・・・

シリンダーグリスを変更するのも
冬場の怪現象には有効です。

東京マルイ製の電動ガンに使われるシリンダーグリスは殆どの場合、
シリコングリスが塗布されていると思いますが・・・

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実はこのシリコングリス
やや粘性が高めです。

粘性の低いグリスに塗り替えれば
シリンダーが快調に動作し
1発目も調整したとおりに飛ぶようになる訳です。

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私が知る中で、入手しやすいのが「タミヤのセラミックグリス(画像)」でしょうか。

ややグリス切れを起こしやすいので、メンテナンス回数が増えるのが難点ですが

冬でも快調に動くので、重宝していました。

他にもグリスは星の数ほど市販されているので

それらから、自分の好みの特性のグリスを探すのも面白いかもしれません。

(自信がなければ、専門ショップのスタッフに尋ねてみて下さい)

ただし、厳重に注意して欲しいのが
粘性の低い滑りが良いグリスに塗り替えると
エアガンの初速(BB弾の飛ぶスピード)が上昇するので
フィールドのレギュレーションをオーバーする恐れがある事。

いくらトラブル解消のためとは言え
サバゲーフィールドで使えないエアガンになってしまっては
本末転倒ですよね^^;

あと、冬に初速を計測してレギュレーションがギリギリだったら
夏は初速オーバーする確率が極めて高くなるので
その点も注意が必要ですね。

それと、エアガンのシリンダーのサイズやバレル長さなどによっては
グリスの滑りが良すぎると、逆に射程が縮まるケースもあります。

ご自身でカスタムされる際には
この点も検討した上で、お願いします。

自信をもって初めの一撃を放つために

1日のサバゲーが始まる前に

  • HOP調整
  • スコープなど照準器の調整

とエアガンの調整を行い試射を重ねていれば、

1発目~3・4発目にかけて
エアガンの弾道が変化する事に気付くはずです。

「小さな変化」ではありますが
やはり、射程が変動するエアガンよりも
射程が安定しているエアガンの方が、自信を持って射撃できるものです。

「寒くなってきたな・・・」

と思ったら
あなたのエアガンのウォーミングアップしてから
1日のサバゲーを始めましょう。


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