サバゲー初心者講座

サバゲーで使う隊形はたった1つ? 攻撃も防御にも効果バツグンの隊形とは!?

「サバゲーで同じ人数のはずなのに、なぜか敵チームに圧倒される」

「サバイバルゲームでのチーム連携が上手くいかない」

その原因は色々と考えられます。

  • テクニックの差
  • エアガンの性能差
  • チーム連携の差
  • フィールドの地形

などなど。

ほとんどテクニックでしか解決できない差なので
一朝一夕に解決できる問題ではないと考えられています。

ただし、
サバゲー初心者でも実践できる解決方法もあります。

それが「隊形」です。

 

サバゲー初心者が覚える隊形は1つでOK

「隊形って、チームメンバー間での連携が必要だから、
 初心者ゲーマーこそ難しいんじゃないか・・・」

と思われるかも知れません。

 

しかし、実のところ
サバゲーで意識すべき隊形は1つだけでOKなのです。

 

そして、その1つの隊形を意識して行動できれば

  • 自分や味方が敵をHITできるチャンスを増やせる
  • 味方チームの攻撃力を最大限に引き出せる。
  • 敵軍の迂回移動を防止し、相手のフラッグゲットを阻止しやすい

と勝敗にも少なからず影響を及ぼします。

そのためにも意識して欲しい隊形こそ「横隊」です。

 

隊形ってなに?

隊形というのは、複数のゲーマーの位置関係・配置の事。

スポーツの世界ではフォーメーションと呼ばれることが多いですが
それとほぼ同じだと考えて頂いてOKです。

たとえば、

上記のダイヤモンドであれば
全方位にチームメイトが分担して警戒することで
どの方向から敵の攻撃を受けても即座に反撃しやすい隊形です。

縦隊は、正面への反撃は難しいものの
長距離移動(行軍)に適した隊形。

 

横隊は正面への攻撃力を最大限発揮できる隊形

といった具合に
複数のゲーマーが様々な形状で配列することで

  • チームの死角を補い、敵を発見しやすくなる
  • あらゆる方向の敵ゲーマーからの攻撃に反撃しやすい
  • 味方チームの攻撃力を最大限発揮しやすくなる

と様々な効果を発揮し
自分達に有利な状況を作り出しやすいと考える人が多いようです。

 

サバゲーでの隊形が1つに限定される理由

色々な隊形とその特長を紹介したので

「色々な状況に対応できる方が勝てるのであれば
 隊形を使い分ける必要があるから初心者には無理じゃないか!!」

と思われたかもしれません。

 

ただ、河崎の経験上、
普通のサバゲーで効果がある隊形は
ほぼ1つに限られてきます。

 

他の隊形は、ほぼ必要ありません。

 

というのも・・・

ゲーム開始直後に最初にぶつかる前線の位置が、ほぼ決まっているので
警戒に適した隊形をとる必要がないから。

 

 

リエクナイトゲームなど
2キロ四方だとか、山1つ貸しきった広大なフィールドで
どこに居るかも不明な敵を探し回るのであれば

いつ?どこで?どの方向から?攻撃されるかまったく不明なので
地形などに応じて色々な隊形を組み直す必要も出てきます。
(そもそも敵がフィールド内で待ち伏せしてる状況も・・・)

 

スタート地点からしばらくは移動しやすい縦列で移動するが
敵が潜伏してそうな地形に近づいたら
横隊やダイアモンドに組み直すといった具合にです。

しかし、通常のサバゲーなら
敵も味方もスタート位置は判りますし
お互いにダッシュし始めるタイミングすら判っています(当然ですが)

 

実際、最初に両軍がぶつかり合う前線になるのは
フィールドの中央付近が殆どですから

前線に向う途中で攻撃される可能性が非常に低いのは
わかりきっています。(敵ゲーマーが居ませんからね^^;)

となると、様々な攻撃に対応しやすい隊形「ダイアモンド」や
長時間の移動に適した隊形「縦隊」など不要になり、
純粋な戦闘隊形である隊形しか使われない訳です。

こうした実情から
週末に定期的に開催されるサバゲーでは
実際に使用される隊形が限られてくる訳です。

 

攻撃力を最大化する「横隊」のみでOK

サバゲーの定例会では
両軍が激突する位置・範囲もタイミングも
ほぼ把握されている。

加えて、ゲーム開始してから遅くとも5分以内には
銃撃戦が始まる訳です。

となれば、
ゲーム開始直後から攻撃力を発揮できる隊形
つまり「横隊」を意識して行動した方が効率的です。

横隊形は、味方が横一列に並ぶ単純な隊形ですが
攻撃力を最大限に発揮できる隊形でもあります。上図では、サバゲーフィールドの中央で敵と味方が激突し
前線で銃撃の応酬をしています。

青軍6名に対し赤軍は5名なので、一見すると青軍がやや有利です。

しかし、よく見ると、
青軍は前線の味方の背中に隠れるような隊形(この場合は2列縦隊)を取っているので最前列の2名のゲーマーしか銃撃戦に参加していない状態です。(少なくとも、最前列の2名は集中攻撃を受けやすい)

 

その一方で赤軍は横一列の横隊なので全員が銃撃戦に参加しています。

青軍のほうが人数が多い状況なのに
実質的には2対5で赤軍が大きく有利な状況になっているのです。

これが

「敵も味方も同じような人数なのに、なぜか自軍が圧倒されてしまう」

という原因の1つです。

 

人数が多いからといって油断せず、
横隊を維持し、味方の攻撃力を最大限に発揮できる状況を心掛けたいものです。

 

横隊でないと、射程外で戦力外に!?

 

さらに言うと、
赤軍と青軍の最前列のゲーマーの距離が30m以上の
エアガン(未カスタム)の射程距離ギリギリの遠距離だった場合・・・

赤軍の先頭を行く2名以外は
エアガンの射程距離外となるので、銃撃戦に参加できない状態です。

エアガンを撃つことは出来ても
敵の目前でむなしく落下し届かない・・・。

これでは、ほぼ完全に戦力外になってしまいます。

 

このように、横隊以外の隊形で戦い続けてしまうと
人数的に不利な状態に自ら陥ってしまい
勝てるはずの戦いも勝てなくなってしまう状況が多いのです。

自分や味方ゲーマーが敵に遭遇したら、すかさずに
横隊を意識して移動・行動するように心掛けて欲しいのです。

サバゲーにおいては、特に目的や狙いがない限りは
横隊を維持し、攻撃力を最大限発揮できるように努めるべきです。

 

横隊で、味方の見えない敵ゲーマーが見える!?

ここまでは、

横隊が生み出す人数差について説明してきましたが、

横隊は索敵面でも優位性があります。

上図では赤軍2名のゲーマーと青軍4名のゲーマーが横隊形に広がって銃撃戦を繰り広げています。

 

赤軍はバリケードに隠れているので、横隊を取っても青軍のBとCのゲーマーは赤軍のゲーマーが障害物から頭を出さない限りは、射撃どころか、下手をすれば存在すら気付けない状態です。

しかし、横隊を取っているので、両サイドに広がった青軍のAとD(水色)の位置からだと、バリケードに立て篭もる赤軍ゲーマーの側面を視認・攻撃できる状態になっています。

 

これは単純に銃撃戦で有利というだけでなく・・・

銃撃戦が始まる前に待ち伏せしている赤軍ゲーマーを発見できる可能性が高いことを意味します。

 

このように、横隊は待ち伏せに苦しめられる攻撃側のゲーマーにとっては、索敵の面でも非常に大きなメリットを与えてくれるのです。

 

フラッグゲット阻止にも効果大

横隊の利点として

  • 自軍の攻撃力を最大限に発揮できる
  • 索敵上の優位性を発揮し、攻撃チャンスを拡大できる

と、お伝えしました。

 

その上で、横隊を意識して行動すると
敵軍の迂回やフラッグゲットを阻止しやすい事にも気付けるはずです。

 

例えば下記のような
背の低いブッシュで分断されるフィールドがあったとします。

上図のフィールドは、一見すると障害物が点在するだけで

基本的には視界が利くので、青軍ゲーマー1人が赤軍3名が守るフラッグを攻め落とすのは非常に難しく感じられるはずです。

 

しかし、青軍ゲーマーが、青矢印のように

ブッシュの脇に沿うようにホフク前進すると赤軍のA,B、C全てのゲーマーが、その接近に気付けない可能性が出てきます。

もし、青軍ゲーマーに大きな樹木の根元まで前進を許してしまうと、 赤軍のA、Bゲーマー両名の真横を攻撃できる事になるので、赤軍のフラッグが一気に危険になります。

ここでも、横隊形を意識してCのゲーマーが樹木の下のバリケードに前進しておけば、ブッシュ沿いにホフクする青軍ゲーマーを見落とす可能性は限りなく低くなります。

 

どうしてもフラッグ近辺を守るゲーマーを残したいのであれば、

赤軍のAもしくはBのどちらかが樹木下のバリケードに配置しても良いでしょう。

 

いずれにせよ、チームメンバーが横に広がることで

チームとして死角をなくし、敵への隙を解消している事につながるのが

お判りいただけたと思います。

 

ただ横に広がることを意識するという簡単な配慮ですが
地形しだいでは、隊形が勝敗を大きく左右する事もあるのは、
上達したいゲーマーであれば、知っておくべきです。

 

横隊が取れない状況もある。

ただし、横隊が取れない困難な状況があるのも事実です。

具体的には・・・

  • 極端に濃いブッシュ内部
  • 迷路状のフィールド

と言った具合に
幅の狭いフィールドや障害物が込み入ったフィールドです。

 

こういったフィールドでは、
残念ながら横隊を取れないかもしれません。

 

しかし、なにも考えずにそのまま味方の背中を追うような状況だと

  • 敵の奇襲に対して、味方が遮り反撃が出来ない
  • 人数が偏り、敵が素通りしてしまう
  • 自分が敵を攻撃する機会が激減する

といった事態にもなりかねません。

 

こういった時は

  • できる範囲で横に広がる
  • 味方を誤射せず援護射撃できる位置を意識して行動する
  • 味方とは違う別ルートを進む

といった対応が必要になります。

 

特に迷路状のフィールドでは、「縦」列を維持し、ねずみの群れのようにひたすら前進・突撃する戦法も有効ですが、この戦法の場合、あなたの前を進む全ての味方が敵ゲーマーに倒されない限り、あなたが敵ゲーマーを撃つチャンスも無くなるので、派手に動く割にサバゲー上達の効率は悪いので要注意です。

 

あと、当たり前ですが、

自分のエアガンの射程の範囲内で横へ広がるようにしてください。

幾ら横隊をとる為とはいえ、射程外になってしまっては

元も子もありませんからね^^;

 

初心者段階では、うまく行動できないことも少なくないと思います。

しかしながら、
横隊を意識して動くかどうかは、大きな違いを生みますし、
ベテランゲーマーにもそれは伝わりますから
ミスしても責められるような事は、まずないはずです。

思い切って行動することからスタートしてみてくださいね^^

横隊を意識して上達のチャンスを掴もう

ここまで横隊のメリットを中心に解説してきました。

もちろん
サバゲーフィールドの障害物の配置やその間隔は千差万別で、
横隊を取れば、必ず有利に戦えるとは限りません。

しかし、河崎の経験上
横隊を取る(取れる)チームが優位に立つことが多いのも
幾度となく経験してきました。

  • 攻撃のチャンス拡大にも繋がる
  • 味方の攻撃力を最大限に発揮できる

上記の利点はサバゲー初心者にとっては、
サバゲー上達しやすい環境を作り出す事を意味します。

逆にゲーム中に味方ゲーマーの背中を追ってばかりという人は
サバゲー上達の観点からは損をしている可能性が高いです。

その詳しい理由が知りたい人はサバゲー上達ウラ指導からどうぞ。

味方の背中でなく、味方の横へ一歩前進して
サバゲー上達のチャンスを拡げていきましょう!!